甲状腺炎 コウジョウセンエン

初診に適した診療科目

甲状腺炎はどんな病気?

甲状腺炎は甲状腺が腫れる疾患です。通常は左右どちらかが硬く腫れて、押すと痛みを伴います。また痛みと腫れの部位は右から起こったものは左へ、左から起こったものは右へ移動する場合があります。この病気は甲状腺の機能が亢進するため動悸や息切れ、倦怠感や発熱などの症状が現れます。ですがもともと自然に治る病気ですから、慢性化することや再発は滅多にありません。

主な症状

甲状腺炎の症状について、まず身体におこってくるものが動悸などになってきます。またとても暑がるようになっていき体重の減少などもあらわれていきます。首の痛みなどがでて後頭部にかけても痛くなる場合があります。熱などもでる場合があり微熱であったり40度ちかくまででてきてしまう場合もあります。また全身に強い倦怠感がおそう場合もあります。

主な原因

甲状腺炎の原因について、本来であれば外部などからはいってきたウイルスなどに対しておきていく免疫反応が、自分の身体にたいしておこってしまい甲状腺の細胞を壊してしまい細胞と細胞の間に線維化がおこってしまう臓器の特異的自己免疫疾患になっています。その他にもウイルスの感染でおこってしまう場合や出産をきっかけに起こる場合もあります。

主な検査と診断

甲状腺炎は甲状腺に炎症を起こす病気です。首の前辺りや後頭部が痛む様な場合にこの病気が疑われます。専門医による検査方法は、問診により痛みなどの症状を確認、血液検査による甲状腺ホルモン値をチェック、さらに超音波断層検査で甲状腺の異常を検査した結果から診断するようです。首の前部分や頭がひどく痛む様な場合は、出来るだけ早く医師に相談し適切な治療を受ける事が大切です。

主な治療方法

甲状腺炎のおもな治療法としては甲状腺の状態によってもかわってきますが、行われていくこととしてあげられるものが甲状腺ホルモンの投与になっていきます。また痛みなどがある場合には副腎皮質ステロイド薬を投与していくことがあります。動悸や手の震えなどがある場合には、β遮断薬をもちいていく場合もあります。また過労をさけるようにすることが大切です。