核黄疸カクオウダン

核黄疸はどんな病気?
核黄疸とは、新生児溶血性疾患・帽状腱膜下血腫や副腎出血などの閉鎖性出血・多血症などの病的黄疸によって血液中ビリルビンの値が上昇して、脳内(大脳基底核)に沈着した結果、脳細胞が侵される病気です。特有な中枢神経症状を示して、後遺症を残すことがあります。早期に発見して治療をすれば完治あるいは軽症で済みますが、治療が遅れれば死亡率が高くなり、生存しても重い後遺症が残ります。


核黄疸の症状
核黄疸は、発病してから2~3日前後に筋緊張低下、嗜眠、哺乳力の低下がみられ始めます。そして発病後、約3日から1週間たつと筋緊張の亢進、後弓反張、発熱、痙攣などが起きる、発病して1週間以降では筋緊張の亢進は弱体又は消えていきます。発病初期では、適切な治療で改善する可能性が充分にありますが、1週間以降では死亡に至ったり、生存したとしても慢性期の症状として脳性麻痺、知的障害、難聴などがおきます。

核黄疸の原因
新生児が陥ることがあり、早期治療を行わないと脳性麻痺の後遺症が残ったり最悪の場合死亡することもある核黄疸の原因は、血液型不適合などの新生児溶血性疾患や帽状腱膜血腫、副腎出血などの閉鎖性出血、そして多血症などの病的黄疸によって血液中のビリルビンが異常に増えた結果、大脳基底核や海馬回を中心にビリルビンが沈着したり黄染することです。

核黄疸の検査と診断
核黄疸の検査方法としては、次のものがあります。まずは、正常な黄疸なのか病的な黄疸なのかを見分けることから始めます。病的な黄疸であれば、その原因を調べつつ、血液中のビリルビン値をこまめに測定していきます。そして、ビリルビンが及ぼす神経系統への影響の調査として、聴性脳幹反応という聴力検査や、頭部へのMRI検査なども行います。

核黄疸の治療方法
核黄疸の治療法としては、光線療法と交換輸血を行い、高ビリルビン血症の治療を行います。この病気の治療は早ければ早いほど、生存率と障害のリスクを伴うことは少なくなりますので、筋の緊張が低下し、体がだらんとしている状態や、眠っているような状態が続いたり、哺乳力が低下したりと異変が続いたら、早く医療機関を受診して、治療を開始する必要があります。

核黄疸の初診に適した診療科目

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