てんかん テンカン

初診に適した診療科目

てんかんはどんな病気?

脳内は様々な情報伝達を電気の流れ・ニューロンによって処理しています。このニューロンの流れが異常をきたし異常な過剰反応を示すと発作として身体に様々な症状を引き起こします。この発作が継続的に何度も症状として現れるのがてんかんです。完全治癒の方法はまだ見つかっておらず、薬で発作の症状を抑えながら、上手に付き合っていく必要がある病気です。

主な症状

てんかんの症状は、脳細胞の過剰な働きによる、けいれんや意識障害などの発作が反復する慢性の病気です。原因不明または遺伝性のもの(特発性)、原因が明らかなもの(症候性)、原因があると考えられるがわかっていないもの(潜因性)の3つに大別する分類方法。そして、発作の始まりがどこの部位かに特定出来るものと、脳全体で一斉に始まるものの2つに大別する分類方法の、2とおりの組み合わせで分類されています。

主な原因

熱がなくて、けいれんや意識消失を起こしたり発作を繰り返す病気のことをてんかんと言います。原因は、頭部外傷、脳炎や髄膜炎のあと、脳性まひに伴うものの脳の傷によるもの、低カルシウムや低血糖の代謝異常によるものとされているのが特徴です。この病気の一部には、遺伝性があり、この病気を引き起こす遺伝子異常も見つかってきているのが症状の特徴といえます。

主な検査と診断

てんかんの検査方法には、脳波の検査を挙げることができます。頭に専用の電極を取りつけることによって、脳で発生している電気を測定することができます。この測定した電気を波のような線で表すことができ、これによって脳の活動状態を調べることができるようになっています。脳波の測定は比較的簡単ではあるものの、測定に時間がかかるという特徴があります。

主な治療方法

てんかん発作は100人に1人ぐらいが発症すると言われています。人事のように考えがちですが、自分にも起きる可能性があります。その発作は、突然意識をなくしバタッと倒れ、痙攣を起こし泡を吹いたりします。脳内細胞の電気信号の不調和がその原因とされています。治療法としては、抗癲癇薬を服用するのが効果的ですが、大人になっても発作が起きるようであれば、生涯にわたって服用します。