ntm エヌティーエム

初診に適した診療科目

ntmはどんな病気?

ntmとは、非結核性抗酸菌症といいます。これは結核菌やライ菌などの抗酸菌を非結核性抗菌と呼んでおり、この菌によって咳や痰、胸部のX線検査における異常陰影などが起こります。しかし、非結核性抗菌は水や土壌の中など、自然環境で普通に存在する菌なので、ほとんどの人が吸い込んだり飲み込んだりしているとされていますが年々症例は増えているものの、すべての人が症状が出るということではありません。

主な症状

ntmに罹患した場合、咳や血痰、微熱などが認められるようになります。始めの方は自覚症状がないのですが、上述したものの他に、体重が減ってしまう、体がだるいと感じてしまう、寝汗をかく、息が切れる、胸が痛くなるなどが報告されています。さほど問題がないように感じられますが、治療が難しい種類のものもあるため、すぐなくなるとは限らないというのが特徴です。

主な原因

今ではntmの病気が話題になっているのですが、この病気の原因は別名でも言われている事が多く、非核性抗酸菌症とも言われているのです。この病気は病院に行って診断をしてもらわないと詳しくはわからない病気とされているのです。その為、「何が悪いか」などは、個人の推測ではわからないことになっています。精密検査が重要となってくるのです。

主な検査と診断

ntmの検査方法としては、まずはじめに画像診断で肺の異常があるかどうかの検討をつけます。方法としては、胸部レントゲン、胸部CT検査をすることで、症状の特徴的な画像が認められると、ある程度の疑いが持てます。その後細菌学的検査を行います。最低でも別の喀痰から2回の培養で陽性反応が出る事、最後に気管支鏡の検体で培養し陽性であるかどうかを判断する必要があります。

主な治療方法

ntmの治療法は、抗菌剤の投与によって行われます。クラリスロマイシンやリファンピシン、あるいはストレプトマイシンといった代表的な薬剤を用いることによって、治療を行っていきます。治療期間を長くし、排菌が停止されるのを待つ事が重要です。また、胃腸障害を併発し栄養状態が悪い場合もあるため、栄養の補給などの治療を行っていくことも重要です。