蚊アレルギー
蚊アレルギーはどんな病気?
蚊アレルギーとは、蚊に刺されたことが原因で強いアレルギー反応が出る疾患のことをいいます。蚊に刺された後、単に赤く晴れるだけでなく、高熱を出し、刺されたところが水ぶくれになって治らないといった状態を繰り返す場合には、蚊アレルギーが疑われます。
このアレルギーの発症にはヘルペスウイルスの一種であるEBウイルスが関与しているとされています。
主な症状
蚊アレルギーの症状とは、一見すると蚊に刺されたときとよく似ていますが、ひどく長引いたり、高熱が出たり、症状の出かたが重いと言った点が挙げられます。そのため、二週間から一ヶ月くらいの長い間、蚊に刺された箇所が治らずに長引いてしまいます。また、人によっては蚊に刺されたとは思えないほど刺された箇所が腫れ上がったり、赤紫色に変色するなど様々な出方がみられます。
主な原因
蚊アレルギーの人はどういう原因で起こるのでしょうか。蚊に刺されると膨らんで発疹が出来、一種のアレルギー反応を起こします。それが、EBウィルスという抗体を日本人の8割が持っていますが、それを持っていない人が初めて感染した場合症状が慢性的に持続してしまします。蚊に刺された時の免疫反応とEBウィルスに感染に対しての反応作用が合わさり、蚊アレルギーを引き起こします。
主な検査と診断
蚊アレルギーかどうかを確認するのは、まずは問診などにより患部の大きさを確認します。アレルギーの場合は、通常の虫刺されなどと比較して、腫れや炎症が大きいと考えられます。必要な場合は、アレルギー検査なども実施されることになりますが、そこまで必要とされない場合もあります。
主な治療方法
蚊アレルギーの治療法として、まず、蚊に刺された箇所に抗ヒスタミン薬の外用薬やステロイド入りの抗ヒスタミン薬の外用薬を使用します。かゆみの症状が強い場合には、抗ヒスタミン薬の内服で治療する場合もあります。
また、これらの薬が無い場合には、かきむしらない事や、刺された箇所を冷やす事で応急処置をしましょう。症状が酷い場合は医療機関を受診すべきです。