神経痛
神経痛はどんな病気?
神経痛は、様々な原因で、末梢神経が刺激されることで引き起こされる体の痛みのことをいいます。基本的には、発作的な痛みが繰り返し来るもので、不定期であったり、長時間に渡って続くことはほとんどありません。手や足、関節に現れることが多いですが、全身に現れることもあります。
痛みとしては、ピンポイントを針で突いたような痛みが特徴です。
主な症状
神経痛の症状には、激しい痛みが挙げられます。神経は身体中に巡っているものですが、その神経の特定の部位に激しい痛みをもらたします。鋭い痛みによって、部位によっては身体を動かすことができなくなってしまうこともあります。なお、多くの場合、痛みは突然現れるものの、数秒から数分間で終わることが多いと言えます。
ただし、その痛みには波があり、痛む時と全く痛まない時を繰り返していくことになります。
主な原因
神経痛の原因にはさまざまありますが、大きな分類としては腫瘍によるもの、動脈硬化によるもの、外傷によるもの、椎間板ヘルニアによるもの、ウィルスによるものなどがあります。それらは、神経を物理的に圧迫したり、神経のまわりの血流を悪くして神経を刺激したり、骨などの神経に近接した組織を破壊してそれが神経に影響を与えたり、ウィルスが神経に感染して直接神経に影響与えることで発症します。
主な検査と診断
神経痛と一言で言っても、様々な種類があり、その症状が引き起こされる原因も様々であるため、多くの検査方法があります。一般的な方法としては、レントゲン検査が挙げられ、骨折や捻挫といった外傷の検査には多く適用されます。精密な検査となれば磁気共鳴影像法(MRI)が適用されます。MRI検査はその殆どを機械に頼っているため、ときに直接人間の手によってなされる検査の方がより多くの情報を引き出せる場合もあります。
主な治療方法
神経痛には外傷や腫瘍だけでなく、いくつかの種類からくる場合があります。神経に痛みを生じた場合の治療法として、根本から痛みを遮断していく神経ブロック、痛みを和らげる薬物治療、外的な痛みが発生している場合には外科治療も行っていきます。
最近では根治療という神経を圧迫している原因を根本から取り除く方法が取られているケースもあります。