赤痢 セキリ

初診に適した診療科目

赤痢はどんな病気?

赤痢とは細菌感染によって起きる大腸感染症であり、経口感染によって発病します。食欲不振、倦怠感、悪感、急な発熱に始まり、腹痛、下痢などの症状が出ます。40度近い高熱や、血便が出ることもあります。一日に数回の下痢というのが一般的ですが、重症の場合は数十回ということもあります。熱と下痢による脱水症状を防ぐため、水分補給をすることが大切です。

主な症状

赤痢を引き起こす原因として、ウイルスが人間の小腸や大腸に侵入して、感染したときに数時間の潜伏の時間の後に病を引き起こします。引き起こすウイルスは海外に存在していて、海外旅行で感染するケースが多いです。症状は血便を伴った下痢をする事が特徴であって、その他に嘔吐や高熱などもあります。直ぐに消化器の専門の病院で診てもらう必要があります。

主な原因

赤痢とは細菌やアメーバによって引き起こされる大腸の感染症です。原因となるものは細菌とアメーバの2種類で、いずれも下痢や発熱、腹痛、血便などの症状を引き起こします。我が国では細菌性のものは法律の規定によって指定されている感染症とされており、その感染を確認した医師は速やかに管轄保健所へと報告する義務が課せられているほか、感染の拡散を防止するため罹患した者は隔離入院となります。

主な検査と診断

赤痢とは細菌によって引き起こされる血便を生じる急性の下痢症です。人から人に直接、糞口感染をおこし、感染力が強いです。検査方法は便の細菌培養です。培養した菌の中から原因の菌が検出されれば確定します。ほかの細菌による下痢症との区別も、培養結果によってわかります。迅速に検査をするために、菌の遺伝子を検出する方法も開発されています。

主な治療方法

赤痢の治療法は、輸液や食事療法、抗菌薬による除菌を行います。昔は、下痢を止める薬が使われていましたが、細菌の排出が妨げられるため、逆に症状が長引いてしまうので、現在は使わない傾向にあります。また、乳酸菌が含まれた整腸薬も投与します。重症な場合は静脈注射もします。また微量な菌でも感染が拡大する恐れがあるので、二次感染を防ぐことが重要です。