胃ポリープはどんな病気?

胃ポリープは自覚症状がほとんどないため毎年の人間ドックを行なうことで発見されることがあります。胃のレントゲンでも発見されることがありますから定期健康診断を行なうようにして早期発見するようにします。
胃の内部にあるピロリ菌が感染源となりポリープになることもあります。
将来ガンになる恐れのある場合は除去しておき経過を見ると良いでしょう。

胃ポリープの主な症状は?

胃ポリープは、胃のなかにできます。胃の表面に小さいこぶのようにできます。症状ほほとんどなく、痛みがないので、健康診断などで、見つかる場合が多いです。
まれに、上腹部に、不快感や痛み、食欲不振などが、おこる場合があります。胃のポリープは、殆どが、良性であり、小さいものは切除をしないで、治していきます。なので、手術になることは殆どありません。

胃ポリープの主な原因は?

胃ポリープには腺種性ポリープと過形成性ポリープ、胃底腺ポリープがあります。過形成性ポリープの原因はヘリコバクター・ピロリ菌の感染によるものです。
胃底腺ポリープに罹るのは女性がほとんどです。女性ホルモンやガストリン(消化管ホルモン)によるものが要因といわれています。
腺種性ポリープは胃の粘膜が腸の粘膜様に性質を変えるため発症するといわれています。

胃ポリープの主な検査と診断方法は?

胃ポリープの検査方法にはX線検査と内視鏡検査があります。X線検査とは発泡性炭酸を飲んだあと、バリウムという白いどろっとした液体を飲んで胃を膨らませてX線撮影する検査です。これにより胃壁に隆起性の病変が見られた場合、次の段階で内視鏡検査に移ります。
内視鏡検査は胃カメラ検査のことで直接胃壁を観察することができます。色調や大きさがはっきりわかり、ポリープの診断がほぼつきます。

胃ポリープの主な治療方法は?

胃ポリープの治療法は、良性で小さなものは切除せずに計か観察すことが多いです。
悪性の可能性があったり、大きかったりした場合は切除します。切除といっても、お腹を切ってポリープを取り出すのではなく、最近は内視鏡の発達によってお腹にメスを入れなくても治療できるようになったのです。
切除方法としては、ポリペクトミーというワイヤーでポリープを摘んで電気を流して焼き、切除する方法が一般的に使われています。

胃ポリープの初診に適した診療科目