四十肩

初診に適した診療科目

四十肩はどんな病気?

四十肩の初期症状は、肩の関節付近に鈍い痛みがおこり、腕を動かせる範囲が制限されます。だんだんと痛みが強くなってくるので、急に腕を動かしたときに激痛が走る場合もあります。
腕を直角にあげることができなくなったり、腕を後ろへ動かせないなどといった運動障害を引き起こします。
放っておくと日常生活が苦しくなってくるので、早めに病院を受診しましょう。

主な症状

四十肩の主な症状は肩関節の周りの痛みです。鈍痛から始まり徐々に激しい痛みに変わっていきます。これにより腕をねじったり上げたりという動作が思うようにできなくなり、日常生活に支障をきたしてしまいます。
肩だけでなく、肩を中心として首や腕にまで痛みがあるのが特徴です。また夜間痛といい、夜中になると疼いてきて眠れないというケースもみられます。
片方の方に発症した場合もう片方にも発症する確率は高くなります。

主な原因

四十肩は、肩関節周囲炎という肩の周辺組織の炎症が原因とされています。普段あまり使っていない筋肉などを酷使したり、無理に引っ張ったりして炎症を引き起こすことが多いようです。
まずは整形外科で、関節内に異常が無いか、レントゲン診断してもらうとよいでしょう。
治療方法は術者によって異なり、合う合わないがありますので、効果や感じ方もそれぞれです。

主な検査と診断

肩関節周辺炎、またの名を四十肩と呼ばれる病気の検査方法は、問診や触診の他に、造影検査やプロカインテストによって行われます。
レントゲン写真や超音波検査、MRI画像の検査では特定されることはないので、これらの検査を行っても問題が見つからない場合は、肩関節周辺炎であるという除外診断が行われます。
また、局所麻酔を使った検査では、炎症箇所を特定できます。

主な治療方法

四十肩は医学的な病気ではないですが、少しでも痛みを和らげる治療法はいくつか存在します。まず、患部を冷やさないこと。使い捨てカイロや保温サポーター、時にはお灸などで温めることです。
他にも整骨院での整体や鍼灸といった東洋医学での治療法もあります。
それから最も大切なのは、適度な運動によって肩周辺の筋肉を衰えさせないことです。簡単な体操はいくつもあるので、自分に合いそうなものを探しましょう。