陰部が痛いとひどく痛がる高齢で認知症の母にペインクリニックの治療は効果がありますか?

升田 直美の写真
升田 直美
(女性 / 50代)
今年86歳になる母ですが、昨年4月に長年わずらっていた腰の痛みがひどくなり、自力で立つことが出来なくなり、かかりつけの整形外科で持病であった脊椎版狭窄症が原因とのことで、背骨を7本取る手術を受けました。
手術後も下腹部の腰辺りに痛みがあり、リハビリが進まなかったため、手術時の血液の塊が神経を圧迫しているのかもしれないとのことで、術後1ヶ月で再手術を行いました。
2回の手術後、認知症の初期症状の状態になり、尿道にカテーテルを入れていることを告げても「おしっこがしたい。おしっこが出る」といい続けまた、自力でおしっこが出なかったため、おなかを押して出したりしていました。
もともとトイレが近いほうだった為、2~3時間に1回はこの症状が続いていました。
認知症とこの症状から、リハビリは思うように進展せず、現在も自力では起き上がることも出来ないため、介護が必要な状態です。
昨年に比べれば、寝たままの状態で、体を右や左に動かし、お尻も少しは浮かせることが出来るようになったため、おむつ交換は少し楽になっています。
しかし、排便や排尿の度に、陰部が痛いとすごく痛がります。
病院や施設でもこの症状はあったため、痛み止めを処方していただいていましたが、効果はないとの事でした。
認知があるため、本当の痛みがどこから来ているのかわからない状態です。
1ヶ月ほど前から、少しは足に力が入るようになったのと、車椅子への介助が以前よりは楽になったこと、夜施設で陰部の痛みを訴えるのが、他の利用者の方へ迷惑をかけているとのことで、自宅介護に切り替えました。
夜は父が介護し、日中デイサービスに預けていますが、陰部の痛みを3時間おきに訴え、治まって母が寝入るまで約2時間くらい介護しているようで、だんだん疲れがたまってきています。
この母が訴えている陰部の痛みをペインクリニックで処置できるでしょうか?
もしかすると、4~5ヶ月尿道にカテーテルを入れていた違和感が今でも感覚として残っていてそれを痛みとして訴えているのかもしれません。
又、盲腸の手術や胆石の手術を若いころ受けているため、癒着により、便が腸を動くときに痛みを感じているのを陰部が痛く感じているのかもと思ったりしています。(私が盲腸の手術をしているのですが、排便時にうなるくらいその部分が痛い時がある為です)
高齢でもありますし、認知症も患っています。
この痛みが取れれば、母も又介護者も楽になります。
いい治療法があれば、ぜひ教えていただければと思います。
長文になってしまい申し訳ありません。
よろしくお願い致します。
寺田 壮治の写真
寺田 壮治
陰部痛は身体的疾患が見つからなければ、中枢機能障害性痛と言う範疇に入る事が多いです。その場合は先ずは心療内科件の漢方内科受診です。漢方薬ではこの陰部痛に有効な処方が沢山有ります。