ドライアイはどんな病気?
最近メディアでもよく取り上げられるドライアイ。これはその名の通り、眼球が極端に乾きやすくなってしまうという症状です。コンタクトを着用している人に多いといわれますが、コンタクトを常用している人でなくても目を駆使する人、たとえばパソコンをよく使う人などにも見られるようになりました。普通は目薬で治る程度のものが多いようです。
主な症状
ドライアイの一般的な症状はいくつかあります。長い時間まばたきをしない状態を保つことが難しいです。コンタクトレンズの装着時には異物感があったり、目が充血したりして、長い時間の装着に不快感が生じます。パソコン使用時の目の充血も少なくありません。まばたきをすることが痛く感じたり、スムーズにできないこともあります。瞼が重く感じることもあります。
主な原因
ドライアイは、コンタクトレンズの長期着用や乾燥した環境によって、眼球の涙の量が減ったり蒸発することが原因で起こります。瞬きが少なかったりしてもなりやすいので、こまめに瞬きをする習慣をつけることが大事です。また、シェーグレン症候群やマイボーム腺が詰まったり、結膜炎を患っているのも要因になります。涙の量を増加させるため点眼薬を使用したり、適度に目を休ませることが重要です。
主な検査と診断
ドライアイの検査方法は大きく分けて3種類あります。顕微鏡を使った細隙灯顕微鏡検査、染色液を使った角結膜生体染色検査、涙を直接チェックして検査する涙液検査です。どの検査も痛みや辛さはなく、安心して診療を受ける事が出来ます。目の具合が少しおかしいと感じたら、早目に眼科で希望の検査をしてもらいましょう。そして、自分の大切な目をしっかり守りましょう。
主な治療方法
ドライアイの治療法として、まず挙げられるのが目の休息です。定期的に目を休めたり、蒸しタオルで目を暖め血行をよくしたり、まばたきの回数を意識的に多くしたりすることが大切です。次に目薬を利用することが挙げられます。症状がひどい場合には、専用の目薬を利用します。部屋の湿度を保つことも大切です。湿度が下がると目が乾燥してしまい、症状が悪化する場合があります。
ドライアイの初診に適した診療科目