あせものより アセモノヨリ

初診に適した診療科目

あせものよりはどんな病気?

あせもが長引いたり、治療が遅れて酷くなると、膿をもったおできになることがあります。また、膿をもつだけでなく赤み、ぶよぶよした腫れになり痛みを伴うこともあります。あせもは汗が溜まり閉塞したものですが、そこに細菌が感染することで、あせものよりになります。治療として原因菌に合った抗生物質を内服することが一番ですが、膿が出た場合には病院で切開してもらった方が良いでしょう。

主な症状

あせものよりは子供に多く発生する病気で汗を多くかく夏期に多く発生します。あせもにブドウ球菌が感染し嚢胞を形成するのが特徴です。主な症状としては通常のあせもが悪化した状態となって現れ、乳幼児の首や背中の上部、顔などに痛みを伴わない嚢胞や赤色のぶつぶつが一面に多発します。エクリン汗腺にブドウ球菌が感染した場合、エクリン汗孔炎に次いで赤く大きなしこりが多発し膿瘍に発展し、こちらは痛みを伴います。

主な原因

あせもはちょっとしたことでできますが、あせもが長引いたり、治療が遅れたりするとひどくなり、直径一センチ以上のうみを持ったおできになることがあります。これがあせものよりです。その原因は、あせもに、最近が感染するとよりひどい状態となることです。治療としては、菌に合った抗生物質を内服することが大切です。また、病院で、患部を切開してもらう方が良い場合が多いでしょう。

主な検査と診断

あせものよりは、あせもが悪化した状態であるといえますが、ひどくなれば膿などによって馴染みがない人には同じものに見えず、ぱっと見ただけではそれだと判断できないかもしれません。しかし、膿疱や膿瘍から黄色ブドウ球菌が検出されるため、この検査方法で調べることが可能です。毛包炎やせつならば毛包に一致していて膿栓が認められ、汗孔炎より炎症や痛みが強く、乳幼児にできることはまれなため区別できます。

主な治療方法

あせものよりの治療法は、抗菌薬を内服し、抗生剤の軟膏を塗ることです。汗孔炎は、あとを残さずに治癒しますが、多発性汗腺膿瘍にまで進行してしまい、膿瘍となった場合は、切開して膿を出すことになります。切開後は、瘢痕が残る場合があります。あせもに続いて発症するので、あせもができないように予防したり、注意することが必要となります。