血管腫ケッカンシュ

血管腫はどんな病気?
血管腫とは、今、日本で慣習的に呼ばれているのは、性質の異なる2つの症患群に分けられます。一つはイチゴ状、こちらは血管を構成する細胞の本体とする病変で、こちらが本来の意味です。ひとつは赤ぶどう酒様で細胞の増殖を伴わない血管の構造上の問題で、血管奇形と呼ぶべきものです。こちらは、基本的に生まれつきのものでその後の大きな変化はみられないのです。


血管腫の症状
イチゴ状血管腫の症状は、生後間もなく現れることが多く、その後急速に増大する特徴を持っています。皮膚表面に現れるものは、直径0.5cmから1cm程度の境界線のはっきりとした深紅色の膨らみが特徴的ですが、まれに地図状に広がる場合もあります。生後一年くらいまでは増大する傾向がありますが、その後徐々に小さくなり、1割以上は7歳位までに自然に目立たなくなります。

血管腫の原因
血管腫は、局所的に真皮の毛細血管が何らかの構造異常を起こすことで発症します。この異常は長期間強い太陽光線を浴びることなどを原因として起こります。具体的には、皮膚の血管が以上に広がったり増えたりすることであざとなります。さらに、生まれてすぐ皮膚の表面の血管が増えて、その部分が赤く盛り上がることに起因することも、皮膚の表面から深い場所の血管が変化して異常に大きな塊となることに起因することもあります。

血管腫の検査と診断
血管腫の検査方法は、磁気を応用して体内の状況を画像化するMRIなどの検査を行うことです。X線検査では、こぶの内部にある石灰が写ることがあり、そのためMRIなどでより詳しい画像検査を行うと霜降り状のこぶが写ります。原因不明の痛みが手足に出るという臨床的な症状と画像的な情報からある程度の推測はする事ができますが、より正確な診断をするには、こぶの一部を体から取り出し、顕微鏡で調べることが必要となります。

血管腫の治療方法
血管腫ということがわかった場合には病気ですので治療をします。その治療法にはいくつかの方法があります。まずは放置して経過をみるという方法です。痛みがない場合にはこれで特に問題も発生しませんし患者さんの負担にもなりません。痛みがある場合には鎮痛剤を処方します。これによって痛みが問題なくなればそのまま経過を見ます。もし問題があるようでしたら切除という手段もあります。

血管腫の初診に適した診療科目

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