斑状アミロイドーシス ハンジョウアミロイドーシス

初診に適した診療科目

斑状アミロイドーシスはどんな病気?

斑状アミロイドーシスは、皮膚アミロイドーシスの一種で、肩甲部や背中部などに点状の褐色色素沈着を特徴とする色素斑が現れる病気です。アミロイドと呼ばれる線維上のタンパク質が、皮膚に限って沈着する病気です。皮膚科を受診し、組織検査でアミロイドの沈着を確認することができます。痒みの症状がある場合は、外用薬による治療が有効です。

主な症状

皮膚アミロイドーシスとは続発性と原発性に分類され、アミロイドという繊維状のタンパク質が臓器や器官に沈着し、機能障害を引き起こす病気です。原発性である斑状アミロイドーシスの症状は、肩甲や背部に点状または網目状の褐色の斑が現れ、人によっては軽い痒みがでる場合もあります(痒みの出ないケースもあります)。中年の女性によく見られます。

主な原因

斑状アミロイドーシスの原因は、まだ詳しくは解明されておらず、その可能性が議論される程度のことしか分かっていないのが現状です。現在、斑状アミロイドーシスがあらわれる原因のひとつとしてたんぱく質が注目されています。たんぱく質がいずれかの臓器に必要以上にアミロイドとして蓄えられてしまうことによって発症するのではないかという説です。

主な検査と診断

斑状アミロイドーシスの検査方法は基本的に最初は独特な症状が出るためそれが出てきていたら、組織検査によってアミロイドが沈着しているかどうかを検査します。これによって似たような症状である慢性湿疹や炎症後色素定着と区別することができます。見て判断することができる病気ですのでアミロイドが足などに表れてきたら病院に行くとよいです。

主な治療方法

斑状アミロイドーシスの治療法は、薬物療法が基本的な方法となります。この疾患はステロイドのオーバードレスという手法が有効で、密封しステロイドの効果を高め、肌の炎症を緩和して改善を早めることができるようになります。又、その他の斑状アミロイドーシスの治療には、外科的な手法での切除や、凍結療法など専門的な治療法が用いられることがあります。