皮膚アミロイドーシスはどんな病気?
皮膚アミロイドーシスは、皮膚にアミロイドというでんぷんに似た物質がたまるために起こる病気です。両下腿に出来ると、かたい丘疹(きゅうしん)または、小結節がたくさん出てしまい、強いかゆみが現れるのが特徴的です。背中には、さざ波のような褐色の色素沈着が現れるのも特徴的です。治療法として、副腎皮質ステロイド軟こうの外用や強いかゆみをとるために、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬の内服を行うのです。
皮膚アミロイドーシスの主な症状は?
皮膚アミロイドーシスの症状とは、まず腕や腹部、足等に小さなかたいザラザラとした湿疹が大量にあらわれます。これは痒みも強く、掻き壊す事によりさらに湿疹が悪化します。この湿疹は角化しているのが特徴で手でさすると、湿疹はかたく、ザラザラとした感触があり、見た目はおろし金のようでもあります。そして体に左右対称に湿疹が現れるのが特徴です。
皮膚アミロイドーシスの主な原因は?
皮膚アミロイドーシスの原因は、アミロイドが皮膚に沈着するために起こるものです。アミロイドは、繊維状の特殊なタンパク質です。アミロイドは、体内の様々な組織に沈着することによって病状を引き起こします。そのアミロイドが皮膚に沈着した場合に、全身性あるいは皮膚だけに発症するアミロイドーシスとして炎症などを起こすようになります。
皮膚アミロイドーシスの主な検査と診断方法は?
皮膚アミロイドーシスの検査方法は、病状の特徴の観察と組織検査です。この病気の特有の病状によって、この病気であるかの推測ができます。また、皮膚の組織を採取し、コンゴーレッド染色による検査や、あるいは電子顕微鏡でアミロイド繊維を発見すれば確定されます。結節性痒疹や炎症後色素沈着のような他の病気とは、区別する必要があります。
皮膚アミロイドーシスの主な治療方法は?
皮膚アミロイドーシスの治療法として最も有効な方法は凍結療法であるとされており、発症した部位の皮膚を継続的に凍結させる治療の方法が提唱されています。低温の状態にすることで発症部位の改善の可能性が高くなり、早い治療が期待できます。また、その方にも発症部位の皮膚の切除も治療の方法として挙げられており、凍結が難しい場合に適用されます。
皮膚アミロイドーシスの初診に適した診療科目