動脈疾患

動脈疾患はどんな病気?

喫煙する男性が患うことが多い病気にどう動脈疾患があります。30代から50以上の方まで幅広い年代でかかりやすい病気です。喫煙により抹消血管が持続的に収縮し、内膜肥厚を助長し、血栓形成を行うことで動脈が詰まりやすくなったり、動脈瘤を作る原因となります。喫煙は脳血管疾患の死亡率を2倍以上、動脈瘤の死亡率を6倍以上高めるため、過度な量の喫煙は大変危険です。

主な症状

動脈疾患においてみられる症状は、血管が固く脆くなることで血液を送る際に血管に負担がかかり血流が悪くなります。血流が悪くなると臓器や筋肉に酸素不足や栄養障害が起きます。その結果、手足の血行不良が起こり、冷感やしびれ、じっとしていても足が痛むなどの症状があらわれます。症状が長引くと、皮膚のただれや壊疸・壊死などになります。

主な原因

動脈疾患を引き起こすものとして動脈硬化が挙げられます。動脈硬化の原因は、血管の内膜に脂質や平滑筋細胞、細胞外基質などの沈着物が病的に集積してできる粥状の隆起性病変です。このような病態を引き起こす危険因子として高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙、肥満、年齢、性別、遺伝などが挙げられます。中でも高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満はメタボリックシンドロームという概念で包括され、重要な原因です。

主な検査と診断

動脈疾患の検査方法は、医師による触診により行われます。医師が脈を打っているはずの部位を触診することで診断が可能です。検査方法としては、上腕と足首の血圧の比を測定するABI検査法が一般的です。さらに両手量圧の血圧測定をする事で、動脈硬化の存在を確認する事も出来ます。脳の動脈疾患が疑われる場合は、超音波検査、CT検査、MRI検査により、どこに疾患があるかを画像診断します。

主な治療方法

末梢動脈疾患の治療法は段階で違っています。まだ無症状、冷感、しびれなど症状が軽い場合は運動療法を取られます。それに加えて血管を広げる薬剤の投与。それによってこの段階で病気自体が治癒したり症状が軽くなったりします。しかしこれより症状が重い、安静にしている時でも痛みを感じる、潰瘍や壊死による激痛の場合は足の切断を極力避けるため、薬物の投与、点滴などで血流を良くするようにします。

動脈疾患の初診に適した診療科目


診断・診察できる病院・クリニック

※事前にお電話にて病院・クリニックにご確認ください。

吹田SST野中クリニック
内科、循環器内科、外科
大阪府吹田市岸部中5丁目1番1号 オアシスタウン吹田SST2階

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