閉鎖神経痛 ヘイサシンケイツウ

初診に適した診療科目

閉鎖神経痛はどんな病気?

閉鎖神経痛とは、神経痛の一種のことで閉鎖神経と言う大腿内側面の皮膚の知覚神経や股関節を構成している内転筋などを支配している神経が原因となって神経に痛みが出る神経痛のことです。
閉鎖神経痛では、膝から大腿内側、股関節部分に痛みが生じます。
また、ももの内側の痙攣といった特異症状も引き起こします。
この神経痛は高齢の女性が発症することが多いです。

主な症状

閉鎖神経痛の代表的な症状は股関節から大腿部の内側、膝にかけての部位に現れます。これら大腿内側面を支配している神経系は閉鎖神経と呼ばれ、これらの神経が痛みを起こします。
特に内股に意識を集中して力を入れると内ももを中心として痛むケースが多く、大腿神経痛を始め他の神経痛が起こす痛みの部位とは異なっており、比較的判断がし易くなっています。

主な原因

閉鎖神経痛とは、太ももの内側にある皮膚や知覚神経や、股関節を構成する神経が炎症を起こしたことが原因で痛みが起こるものです。
閉鎖神経痛の痛みの出る部分は、股関節部、膝から太ももの内側とされています。
ヘルニアが原因であるともされていますが、痛みの症状がはっきりしないため、よくある腰痛として治療されていることもあります。
閉鎖神経痛は、高齢の女性に多くみられています。

主な検査と診断

閉鎖神経痛などの神経痛は骨の変化や腫瘍、炎症が原因のことが多いため、まずはX線画像診断を行います。その際により詳しく調べるためにX線断層撮影法や造影剤の使用、CTやMRI、シンチグラムを併用する検査方法もあります。
シンチグラムは放射性薬品を投与して体内を画像化する方法です。
また他の病気との関連性が疑われる場合には血液検査や尿検査も行います。

主な治療方法

閉鎖神経痛は、大腿の内側の皮膚や知覚神経、股関節を構成する神経などが炎症を起こすことによって痛みがあるものです。
その治療法としては、まずは安静が第一です。
すぐに治療を開始してしまうと、発痛物質を誘発し、さらに痛みが強くなってしまうのです。2,3日は横になって楽な姿勢で安静にして、痛みがひいて、筋肉も緩んだ状態になってから、接骨院や鍼灸などの代替医療を受診すると、早い回復ができます。