淋菌性膀胱炎

淋菌性膀胱炎はどんな病気?

淋菌性膀胱炎とは、淋菌が原因で尿道および膀胱に炎症が起きる病気で、排尿時に激しい痛みを伴い、尿道から黄色い膿が大量に出て、頻尿の症状が現れます。性行為により感染し、3日ほどで症状が表れます。尿道から膀胱までの距離が短い女性に発症しやすい病気です。治療法は、原因菌に効果のある薬の服用と排尿による膀胱内の細菌の排出です。規則正しい生活と水分摂取で利尿作用を促します。

主な症状

淋菌性膀胱炎に感染すると、排尿時に強い痛みを感じたり、排尿後の残尿感や頻尿などの症状が出ます。淋菌に感染しているため、淋病の症状も併発し、発熱や腹痛を生じ、尿道から膿が出てきます。妊婦が感染すると出産時に新生児に産道を通してその菌が感染することがあります。膀胱炎は一度かかると癖になり、身体が弱った時などに繰り返し発症することが多いです。

主な原因

淋菌性膀胱炎になる直接的な原因は、感染能力のある淋菌を保有しているパートナーと、コンドームを着用せずに性行為をしたことです。その際に、膣や尿道から淋菌が体内に入り込み、すぐには感染に気付かずに、治療までしばらく時間をおいてしまったために、その間に淋菌が体内をどんどん上行していき、膀胱に達したため、膀胱炎を起こしたものです。

主な検査と診断

淋菌により膀胱炎を引き起こす淋菌性膀胱炎が疑われた場合には、次のような検査方法を用います。まず採尿を行い肉眼で異常がないかチェックしたのち、尿のにごりを見るテープに浸します。その際血尿のチェックも行われます。その後顕微鏡にて菌の有無を調べ、何らかの菌が見られた場合には細菌特定のために培養検査が行われます。外部へ委託される場合には、結果が出るまでに数日かかります。

主な治療方法

淋菌性膀胱炎の主な治療法は薬物療法です。この疾患の場合は、感染している特定の菌を把握することが必要で、その菌に効果のある抗生物質を使っての治療が重要になるのです。この特定の抗生物質や抗菌剤を服用することで、数週間でこの疾患は治ります。又、この疾患は性行為によっての感染が大半であることから、治療には相手側と共に行う事が必要になります。

淋菌性膀胱炎の初診に適した診療科目

淋菌性膀胱炎に関連する病名


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KARADA内科クリニック 渋谷
感染症内科、性病科
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