慢性特発性仮性腸閉塞マンセイトクハツセイカセイチョウヘイソク

慢性特発性仮性腸閉塞はどんな病気?
慢性特発性仮性腸閉塞とは、腸内壁内神経細胞が存在しているのに便の排出の遅れや便秘をもたらす病気のことです。原因は特定されておらず、手術的に根治することは現在不可能です。小腸の上部に腸瘻を作り、体外から食事として高カロリー輸液を注入することで腸閉塞を予防します。在宅中心で療養しますが、数年経過して口から食事をとることができるようになることもあります。


慢性特発性仮性腸閉塞の症状
慢性特発性仮性腸閉塞では、腸管壁内に神経細胞がありながらも腸のぜん動運動に欠陥があり胎便の排出が遅れたり便秘の症状が見られます。この病気では、同時に膀胱の拡大が見られることもあります。経過により症状は変化していくという特徴があり、腹痛や嘔吐、腹部の膨満感や圧痛が見られたり腸管ガスをX腺検査すると拡張像の変化も認められます。

慢性特発性仮性腸閉塞の原因
別名ヒルシュスプリング病とも呼ばれている慢性特発性仮性腸閉塞は、麻痺性イレウスが慢性化したもので、アレルギーや中毒、もしくは神経障害が原因で起こる病気とされています。慢性特発性仮性腸閉塞は、いくつかの原因遺伝子が発見されているようですが、変異部位は同じではなく完全には解明されていません。そのほとんどは先天的ですが、中には後天的な原因も存在します。

慢性特発性仮性腸閉塞の検査と診断
慢性特発性仮性腸閉塞の診断に用いられる検査方法として、最もよく行われるのは腹部単純X線撮影です。腸管の異常なガスの貯留、鏡面形成等を確認します。その他に腹部超音波、CT、MRI、造影剤を用いた小腸・大腸のX線撮影、注腸・イレウス管による造影、血管造影、内視鏡検査などがあり、診断上必要と思われる検査を体の負担の少ない順に行います。

慢性特発性仮性腸閉塞の治療方法
慢性特発性仮性腸閉塞の主な治療法は、保存的な手法となります。この疾患の治療では、鼻から胃内部へ管を挿入し、腹腔内の圧力を下げる治療が重要になるのです。又、細菌の腹腔内への流出で合併症が起こる可能性が高い事から、この症状の予防で複数の種類の抗生物質を投与する事も必要になります。そして、この疾患は血液量の減少に備え、輸液や蛋白質などを投与する事も不可欠な要素です。

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