マイクロ波白内障 マイクロナミハクナイショウ

初診に適した診療科目

マイクロ波白内障はどんな病気?

マイクロ波白内障とは、マイクロ波を眼の水晶体に浴びることで引き起こされる白内障です。眼に対して電磁波をうけた場合、眼球の温度上昇により水晶体が黄白色あるいは白色に濁ることにより発症する眼疾患です。完治させる治療薬はなく、永久的な障害になります。おもに電磁波を扱う労働環境での発祥事例が多く、労災保険による業務上疾患に認定されます。

主な症状

マイクロ波白内障の症状は眼球の温度があがり、思わずまばたきをするような違和感にはじまり、視界が全体的にかすみ、はっきりとした視力の低下などがあります。また暗い所と明るい所では見え方が違ってしまったり、通常レベルの陽の光がまぶしくなり、そこにいられなくなるなどの生活障害も引き起こします。また外見にも表れ、進行すると瞳の部分が白くなっていきます。

主な原因

マイクロ波白内障とはマイクロ波が眼球に当たり水晶体の温度が上がって起こる病気で、主に木材やプラスチックなどの加工業、通信業、医療機器を取り扱う場合に起こり易いです。よって業務上の疾患に該当します。近所の電波塔や家庭の電子レンジ、パソコン、携帯電話などマイクロ波を発する物体や機器に頻繁に、あるいは長時間接することが原因です。

主な検査と診断

マイクロ波白内障の検査方法は複数の検査を行って総合的に病状を判断していきます。まずは視力検査をして現在の視力を測定します。その次に眼底検査を行い眼底出血や網膜剥離などがないかを検査します。その後、直像眼底検査や倒像眼底検査などを行い眼球の状態を確認していきます。専門の機器で眼圧検査や細隅灯顕微鏡検査などを行い、合わせて視野検査なども行います。

主な治療方法

マイクロ波白内障の治療法として、進行を遅らせる薬物を服用する事が最初に行う治療法です。症状が悪化してくると、目の中の濁った水晶体を直す手術が行われます。マイクロ波白内障を取り除くと、前のものが見にくくなるので、水晶体における屈折度数に合ったレンズを投入します。眼の中に眼科の独自の眼内のレンズを入れ込む治療が行われます。