真菌性眼内炎

初診に適した診療科目

真菌性眼内炎はどんな病気?

真菌性眼内炎は、 真菌が眼の中に入り炎症を起こすもので、真菌による眼の感染症です。外傷など傷口から眼の中に真菌が侵入する外因性と、身体に原因となる真菌が存在しており、それが血液の流れで眼内に転移してくる内因性に分類できます。症状は内因性の場合はまず初期症状として発熱が起き飛蚊症や霧視の症状が出ます。外因性の場合は初期症状はあまりみられません。

主な症状

真菌性眼内炎の症状については、発症初期では軽い飛蚊症程度した病状がなく、自覚するほどのものはありません。そのまま病状が進行していくと、滲出斑は増加、網膜出血も現れるようになります。更には飛蚊症も酷くなり、霧視も自覚するようになります。そしてやがて、眼に痛みが現れ、眼底は硝子体混濁で視力は落ちて見えにくくなり、前房蓄膿や続発性緑内障が現れます。

主な原因

真菌性眼内炎の原因としてあげられている事が、外傷であったり手術などの傷口から眼のなかに真菌が侵入してしまった場合や身体のどの部分かに真菌が存在してしまったりして血液にはこばれ眼内に転移してしまっていることがあげられます。身体の中に真菌がある場合の多くが身体が弱ってしまい免疫力が落ちてしまっている状態であったりといったことがあげられる。

主な検査と診断

真菌性眼内炎は健常者や眼科の外科手術を行ったことのない人はほぼかからない病気だとされます。そのためこの検査方法では血管内カテーテルの使用有無や発熱の有無といった全身的要因を把握することが非常に大切です。それらの情報を得たあとに細隙灯検査と散瞳による精密眼底検査を行います。熟練した眼科医であれば、これらの検査だけで診断を下すことができます。

主な治療方法

真菌性眼内炎の治療法などについて、まずおこなわれていくことが抗真菌薬の大量点眼療法になってきます。6週間から12週間の治療が必要となっています。眼底の病変が、消えるまで治療が続行されていきます。早期から中期の場合にはこの方法で治療します。視力障害が、でてしまっている場合には、点眼療法と硝子体の手術が必要になってきます。