物理アレルギー

初診に適した診療科目

物理アレルギーはどんな病気?

物理アレルギーとは物理的なものに触れてしまったりアレルギーを含む物体を食べてしまった時などにかかりやすいアレルギーです。どうやったら回避できるのかを考えてみたいと思います。物理アレルギーとは触れることで起こるアレルギーなので、つまり触れなければ良いのです。アレルギーを含んでいそうな物体には触らないように注意しなくてはなりませんね。

主な症状

物理アレルギーでは、いくつかの症状が現れます。蕁麻疹が出る場合が多く、皮膚全体が痒みを伴い発疹が出来る場合もあります。発疹が出た場合には、軽いミミズ腫れを起こしたような状態となり、これを膨疹といいます。後は喘息の発作を起こす事も多く、気管支喘息を小さいころから持つ人に多く現れる症状です。これらの症状がひどくなると、アナフィラキシーショックを起こし、命に関わる場合もあります。

主な原因

物理アレルギーは、日光や発汗、寒冷や熱等の物理的な刺激が発症の原因です。皮膚のタンパク質が上記の様な様々な物理的刺激によって変性し、変性したタンパク質を体が異物として認識することによって発症するという説も有ります。また耐寒性のない人又は慢性感染症や癌疾患を持っている人では異常なたんぱく質であるクリオフィブリノーゲンやクリオグロブリン等が血中に出現し発症する場合も有ります。

主な検査と診断

物理アレルギーの検査方法は、他のアレルギー疾患との鑑別も重要になりますが、それらが診断から排除された後、症状の起こる状況などを問診し、因果関係を確認します。化粧品などの場合、一度すべての使用を中断したり、パッチテストを行うなどの方法があります。その他の誘因においても、原因となる物質を取り除く、または直接刺激を誘発させる状況を作り確認するなどの方法で検査をします。

主な治療方法

物理アレルギーは日光や温度変化などの物理的刺激によってじんま疹や、気管支炎などのアレルギー症状が起こるので、温度変化の場合、着るものやマスク、日光に過敏な場合は日焼け止めクリームや長袖の服を着ます。物理アレルギーの治療法としては抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を使用します。慢性喘息がある場合は吸入ステロイド薬を中心とした治療法を行います。