眼瞼腫脹 ガンケンシュチョウ

初診に適した診療科目

眼瞼腫脹はどんな病気?

眼瞼腫脹とは一般にウイルスやアレルギーによって瞼及び周辺部分が腫れ上がる病気ですが、まれに腫瘍による場合もあります。瞼がはれあがることで痒みがあり、時に激しい痛みを伴うことがあります。触れば触るほど熱を持ち、炎症が拡大して広範囲に及ぶ傾向があるので、極力安置しておくことが必要です。また、合併症や内臓器の不調の兆候である場合もあるので、充分な問診と視診を行い、原因を詳細に解析する必要があります。

主な症状

眼瞼腫脹の症状は瞼が腫れることで炎症や爛れを伴い、瞼が腫れることで視界が狭くなります。一旦腫れてしまうと長期間腫れが続き視界が遮られてしまうので、腫れを悪化させないために瞼に触れてはいけませんが痒みがあるために手で瞼を掻いてしまうほど痒みがでます。腫れてくるだけでなく爛れも併発するので外見からも感染しているのが分かります。

主な原因

眼瞼腫脹の原因としては、最も多いとされているのはアレルギーです。そしてアレルギー反応を起こす要因としましては、花粉、化粧品、空気中の物質、金属類、点眼薬などがあります。また、細菌やウイルス、虫刺され、カビなどの真菌による感染などもあります。また、旋毛虫の寄生により起こる旋毛虫症や、遺伝性血管浮腫でも瞼が腫れる症状が起きる場合があります。

主な検査と診断

眼瞼腫脹は、感染症のものか非感染症のものかどうかを見極めるために、パッチテストを行なうことを検査方法とします。パッチテストでは、皮膚に微妙な量の各種成分を塗りつけて、それぞれに対する皮膚の反応、たとえば皮膚が赤くなっているか、それがどの程度のものであるかを調べていきます。ほとんどの場合には、この検査によって原因となる要因を発見できます。

主な治療方法

抗生物質を含んだ塗り薬を腫れ上がった瞼に塗るだけで眼瞼腫脹を治すことが出来ます。症状が悪化している時は、アレグラを服用すれば瞼の腫れの症状を緩和することが出来ます。バナンという抗生物質を使った治療法を受けると、細菌感染による膿の発生を抑制する事が可能です。クラリスという薬剤もバナンと同様に感染症の治療に用いる事が出来ます。