眼瞼けいれん

初診に適した診療科目

眼瞼けいれんはどんな病気?

眼瞼けいれんとは、自分の意思とは無関係に瞼の筋肉が収縮しけいれんを起こす状態で、原因はまだはっきりとは解明されていません。治療としては最近、ボツリヌスA型毒素を患部に注射する方法が有効であることが分かり、日本国内でもボツリヌスA型毒素を用いた治療ができるようになりました。この症状は初期にドライアイの症状と似ているため、注意が必要です。

主な症状

眼瞼けいれんはいくつかの考えられる疾患によってもたらされる症状の一つであるといえます。心身症において観察される現象の一つである場合もありますし、それ以外には、例えば自律神経失調症などの、神経が関連する疾患に伴うものである場合もあります。いずれにせよ、これらは比較的長期間観察されることが多いとされており、改善には時間がかかる可能性があります。

主な原因

最近問題となっている眼瞼けいれんの原因について書いていきます。これはどのようなことが元で起こるのかというと、大脳の機能障害が問題となって引き起こされたり、抗鬱薬などの薬を使用したために引き起こされたなど、また眼瞼炎などや結膜炎などの病気が引き起こすなどのことが囁かれていますが、まだちゃんとした根本的なことがわかっておらず対症療法が主流となっています。

主な検査と診断

眼瞼けいれんの検査方法としては、診察時にけいれいんが生じていれば容易ですが、生じていない時は誘発するために「瞬目負荷試験」を行います。瞬目負荷試験では、強くまぶたを閉じたり、強い光を目にあてる、口をすぼめたり、唇を横に伸ばしたりを何度も繰り返します。そのようにして、けいれんの重症度を判定し、似た症状を示す他の疾患がないか見極めます。

主な治療方法

眼瞼けいれんは、自分の意思ではコントロール出来ないまぶたの持続性のけいれんで、軽度なものは寝不足や疲れで起こるのですが、強度のものでは目が開けられない状態となります。両方の眼瞼に起こることが多いため、中々治りにくい病気です。この病気の治療法は、ボツリヌス菌毒素(タンパク質)を注射し、麻痺させる方法や神経ブロックや手術が行われます。