ニコルスキー現象ニコルスキーゲンショウ

ニコルスキー現象はどんな病気?
ニコルスキー現象とは、一見正常に見える皮膚に圧迫や摩擦を与えると、簡単に表皮が剥離してしまったり、水疱を生じるようになってしまうことを言います。この現象をきたす疾患は、天疱瘡、ブドウ球菌感染症、医薬品によって生じることが報告されているスティーブンス・ジョンソン症候群、中毒性表皮壊死症などがあります。この現象の陽性陰性が皮膚科分野の疾患の鑑別に使用されています。

ニコルスキー現象の症状
ニコルスキー現象では、発熱、外陰部、体幹などに広範囲な紅斑の出現が初期症状となる場合があります。皮膚を機械的に圧迫、摩擦を加えると簡単に皮膚がずるりと剥離してしまったり、水膨れを発生させます。年少者では、これらの現象が著明的に現われます。接触痛を伴うため身体に触られることを嫌がるようになることから、病気が判明する場合もあります。

ニコルスキー現象の原因
ニコルスキー現象の原因は、表皮内の病変の存在です。一見健常な皮膚に見えたとしても、表皮内に異常があると、圧迫や摩擦を加えることにより容易に皮膚が剥離したり、水ぶくれを起こしたりします。天然痘、ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群、中毒性表皮壊死剥離症、先天性表皮水泡症、後天性表皮水泡症などの様々な皮膚疾患の症状として発生します。

ニコルスキー現象の検査と診断
ニコルスキー現象の検査方法について説明します。まず、一見健常な皮膚を圧迫したり摩擦を加えてみます。その時に、表皮剥離や水泡が圧迫又は摩擦を加えた皮膚に生じるかどうかを調べます。もし、生じた場合はこの病気の可能性があります。また、水泡を圧迫した際に水泡が周囲に拡大するかどうかを調べることでもこの病気を判断することができます。

ニコルスキー現象の治療方法
ニコルスキー現象の治療法では、主に重症度に応じてステロイドの内服・点滴治療が行われます。しかし、ステロイドは長期投薬や過度投薬によって重大な副作用を起こすこともあります。そのため、最近ではステロイドの量を抑えるために、血漿交換療法が行なわれることもあります。また、各種の免疫抑制薬や、高用量ヒト免疫グロブリン静注療法も有効とされています。

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