デング出血熱 デングシュッケツネツ

初診に適した診療科目

デング出血熱はどんな病気?

デング出血熱は、熱帯地方や亜熱帯地方にみられるウイルス感染症で、要因はデングウイルスとなります。感染の多くは感染した蚊からとなります。感染すれば数日の潜伏期間を経て発症し、発熱から始まります。頭痛、腰痛、筋肉痛、骨痛が主な症状で、さらに吐き気や嘔吐、全身倦怠感も現れます。そして熱が下がる頃に血液中の液体成分が血管から出血するのがこの病気の特徴で、適切な治療を行わないと稀に死亡に至ることもあります。

主な症状

デング出血熱の症状などについては、デングウイルスに感染したものは、感染後に高熱を発症していきます。その他にも頭痛、眼の奥の痛み、腰痛、筋肉痛、骨痛などがおこっていきます。食欲不振、腹痛、吐き気、嘔吐、脱力感、全身倦怠感などもあらわれていきます。熱がおさまってきたあたりで血液中に液体成分が血管からもれだしたり出血があらわれたりすることがあります。

主な原因

デング出血熱とはデングウイルスが原因で起こる感染症のことです。この感染症にかかると約8割の人は無症状なのですが残りの2割の人は重篤化して40度以上の高熱を何日もだす症状に陥ります。そして高熱による合併症がおき死に至ることがある感染症なのです。しかしこの感染症に対する、ワクチンや予防薬というのは現在のところ存在していないのです。

主な検査と診断

デング出血熱の検査方法は病院での血液検査です。症状が起きたはじめは白血球と血小板がが少なくなってしまいます。発症してから5日くらいでデングウィルスIgG抗体がでてきて、陽性と診断されます。そして3ヶ月ほどしてデングウィルスIgG抗体がなくなり、陰性となれば治ったということです。ほとんどの場合、軽度の肝機能障害の数値もがみられます。

主な治療方法

デング出血熱の治療法については、まず根本になっているデングウイルスにたいする治療薬はないので対症療法が中心になっています。この病症がある場合には、アスピリンなどを使用してはいけないことになっています。これをおこなってしまうと出血傾向を増悪させる可能性があります。出血熱がおきた場合の対応としては、補液を行っていくのが主なものになっていきます。