肝損傷カンフショウ

肝損傷はどんな病気?
肝損傷とは文字通り肝臓が外部からの衝撃や傷害により損傷を被る事です。肝臓は腹腔内臓器の中では体積・面積共に大きく、被膜の比率も小さいため非常に損傷を受け易くなっています。また流入する血管も多く出血性ショックも起こり易いと言えます。損傷の原因になるのは主に交通事故や転落といったアクシデントに伴うもので、傷害事件によるケースは少なめです。肝臓該当部位直上に打撲等の外傷が認められれば可能性が高いです。


肝損傷の症状
腹部外傷の際に、肝臓に損傷を受けることを肝損傷と言います。腹腔の中でも大きな肝臓は血液が豊富です。損傷を受けると大出血を起こし、出血性ショックに陥りやすいのが特徴です。また、胆汁が腹腔内に漏れて急性腹膜炎を起こす場合があります。出血性ショック(呼吸が速い、手足が冷たい、チアノーゼ等)や腹膜刺激症(患部を押すと腹痛が強くなる、緊張して固くなった腹壁など)が主な症状です。

肝損傷の原因
肝損傷の原因は、事故や外傷によって肝組織を大きく傷めることによって起こります。交通事故や転落事故などの大きな事故によって、腹部に強い外圧がかかる事から、肝臓の組織を大きく損傷します。特に、事故などの要因により右下部肋骨を骨折するほどの衝撃を受けた場合には、共に肝臓組織の大きな損傷を伴う可能性が大きくなる傾向があります。

肝損傷の検査と診断
目視による打撲痕、触診による圧痛を確認した後、肝損傷を疑う場合の検査方法として血液検査と腹部超音波検査、造影剤使用のCT検査があります。血液検査ではGOTやGTPの数値が上昇していないか確認し、腹部超音波検査では肝臓の状態と肝内の出血量を確認します。その後、状態を見つつCT検査を行い、更に詳しく損傷具合を調べていきます。

肝損傷の治療方法
肝損傷とは外傷などで肝臓が損傷してしまう症状のことです。治療法としては、輸液管理を行い循環や肝臓の指標が安定すれば手術を行なわずに済ませる非手術療法が取られるのです。輸液療法で駄目な場合は、損傷している箇所を切除、縫合する手術を行なうことになります。肝臓は内臓では一番大きな臓器であり損傷が大きいと出血が多くなり危険です。

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