若年性高血圧 ジャクネンセイコウケツアツ

初診に適した診療科目

若年性高血圧はどんな病気?

若年性高血圧とは、35歳以下という年齢にもかかわらず高血圧症の診断基準となる数値を超えてしまっている場合のことをいいます。
この病気は成長期のホルモンのバランスが乱れることが一番の原因だとされています。中高年の高血圧の場合、他の疾患を引き起こす原因となることが多くみられます。
しかし、この病気の場合、ホルモンバランスが安定する年齢になると自然に血圧が正常に戻っていくことがほとんどです。

主な症状

若年性高血圧においては、ほとんどの点で若年性ではない中高年齢者などの高血圧とそれほど違いは見受けられないと考えられています。
若年者における高血圧でも、初期の段階や軽度の場合は、ほとんどの場合特別な症状が見られないことが知られています。
このことは疾患の存在を知る時期を遅らせ、知らないうちに病気が進行してしまうことになります。

主な原因

若年性高血圧は、身体のホルモンバランスの乱れが大きく関わっているとされています。
ホルモンバランスが乱れてしまう原因には、ストレス、不規則な生活や食事、運動不足など若い人にもよく見られることが挙げられます。
近年ではストレス社会であるため、10代や20代の若い世代の人もストレスを多く抱えているため、高血圧につながる恐れがあります。

主な検査と診断

若年性高血圧の検査方法は、一定期間の血圧測定検査により高血圧が長く続いているかを調べる方法が使われます。また、尿検査をして尿タンパクや尿の糖度を測ります。
さらに、症状が長い間続いて心臓肥大がおこった場合は様々な弊害を生じることがあるため、血圧を測定すること以外にも眼底の検査やX線検査、心電図検査などを行うことがあります。

主な治療方法

若年性高血圧の治療法は、高血圧になる起因が判明している場合はその疾患を治療すれば改善されます。
理由なく高血圧になる、またはそれが続く場合は生活習慣の改善が1番の治療になります。肥満は高血圧の要因といわれていますから、まずはダイエットすることが大切です。
また規則正しい食事と飲酒喫煙を控えることです。充分な睡眠を取ることと、ストレスをためないように心がけましょう。