院内肺炎 インナイハイエン

初診に適した診療科目

院内肺炎はどんな病気?

院内肺炎とは、何らかの病気で入院をしているときに、その原因となる微生物が肺に入り込んでおこる肺炎のすべてのことをいいます。高齢者であったり、糖尿病などの病気を持っていたり、抗がん剤や免疫抑制薬などを服用していたり、放射能の治療を受けていたりすると抵抗力が落ちて、本来なら防げるような細菌の侵入を許してしまって肺炎になります。

主な症状

院内肺炎の症状は、通常の肺炎と似ているものが多く、肺炎が発生する場所について命名された部分があります。高熱、激しい咳、痰が絡むなどの通常の肺炎のような状態が続きますが、過度な胸痛や苦しさを感じた場合は特に注意しなければならず、最悪の場合死に至るケースも多くあります。このことは院内での肺炎のため、様々な病原体に感染している恐れがあるためだとされています。

主な原因

院内肺炎の原因とは、病院で入院している際に細菌等に感染して引き起こされます。これは術後等に体の抵抗力が落ちている為です。病院では、そのような患者をなるべく隔離し、感染に十分な注意をはらっておりますが、人口呼吸器等の内部で菌が発生して肺炎を引き起こす症状が現れる場合があります。抵抗力が落ちている場合には大変感染の危険性が高まっている為です。

主な検査と診断

院内肺炎とは肺炎以外の病気で入院した抵抗力の弱まっている患者が、病院内で微生物に感染し、併発した肺炎の事を言います。入院後48時間以上から退院後48時間以内に発症すると、院内感染による肺炎の可能性の疑いがあります。検査方法は血液検査・痰検査・胸部X線検査などが用いられ、呼吸器専門医の診断のもと院内感染の通知がなされます。

主な治療方法

院内肺炎が発生した時には、個々の患者を治療することも重要ですが、院内全体の管理も重要になってきます。個々の患者においては、通常の肺炎の治療と同様になりますが、院内の管理を行ううえでは、患者を隔離することが必要となります。肺炎の原因となるウイルスや細菌などの種類に応じて、それらを除去する薬剤を服用するという治療法が採用されます。