肺腺がんはどんな病気?
肺腺がんは肺がんの一種で、肺がんの主な原因は喫煙ですが、腺がんはタバコを吸わなくても発症することも多く、女性の肺がんでは最も多いのがこの腺がんです。大気汚染や環境ホルモンが原因とも言われていますが、まだはっきりとした原因はわかっていません。
腺がん自体が小さかったとしても、とても転移しやすいがんですから、早期発見がとても重要です。
肺腺がんの主な症状は?
肺がんは喫煙などが原因と考えられがちですが、喫煙をしない人でもなりやすいのが肺線がんです。肺腺がんは小細胞がんと非小細胞がんのうち非小細胞がんに分類され、初期は軽い咳や喀血ですが症状が進むと胸の痛みや息切れがします。リンパ節が気道を圧迫し、呼吸困難を引き起こす可能性があります。
咳がずっと続き、声がかれて体重が減るようなら医師に相談が必要です。
肺腺がんの主な原因は?
肺腺がんの原因は、一般的にまだはっきりと解明されていませんが、主に環境変化によるストレスや、環境ホルモンの影響が高いのではないかとされています。また、喫煙者はもちろん非喫煙者でも煙草の副流煙などが影響されていることも認められています。これらが、肺の細胞を傷つけることによってがんが発生してしまうことが主な要因とされています。
肺腺がんの主な検査と診断方法は?
肺腺がんは末梢型肺がんで、検査方法として胸部X線写真やCTがあります。胸部X写真で腫瘤陰影が認められるかどうかを見ます。早期のがんの場合、認められないこともあります。気管支閉塞による無気肺や肺炎の像が見られる場合もあります。
胸部CTスキャンでは、がんの部位や広がり、侵潤、リンパ節転移の診断に用いられ、必ず行われる検査です。
肺腺がんの主な治療方法は?
肺腺がんの治療法は、病状の進行具合により異なります。初期の1、2期であれば、手術で病巣を切除することが基本です。目に見えるがんはたいてい取りきれますが、検査でも分からない転移が考えられるため、手術後に化学療法が行なわれる場合もあります。
がんが広範囲に広がっていたり、患者さんの体力が手術に耐えられないようであれば、放射線治療や抗がん剤による治療が行なわれます。
肺腺がんの初診に適した診療科目
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