続発性無月経 ゾクハツセイムゲッケイ

初診に適した診療科目

続発性無月経はどんな病気?

通常毎月継続してある月経が3ヶ月以上にわたりない状態を、続発性無月経といいます。原因はさまざまですが、摂食障害や過度のダイエットによる体重減少によって、脳の視床下部から排卵がうながされなくなる視床下部性無月経があります。そのほかには、子宮や卵巣機能異常のための無月経や、分娩時に出血量が多く脳の血流が悪くなることで起こる場合があります。

主な症状

続発性無月経の症状は、主に月経が停止してしまうことです。月経が停止してしまう他には、高プロラクチン血症にかかる場合もあります。高プロラクチン血症にかかると、乳汁の漏出が見られる上、脳下垂体腫瘍から高プロラクチン血症にかかってしまった場合には、頭痛や視野狭窄により視野が狭くなることもあり得ます。体重減少や精神的なストレスも感じます。

主な原因

続発性無月経は妊娠や閉経などによって起こる場合もあります。ですが、精神的なストレスや過度なダイエットによる大幅な体重の変化、食欲不振や過食も原因の一つと考えられています。ホルモンバランスの崩れも大きく関わっています。これらは、生活習慣の改善で回復が見込めます。その他に卵巣、子宮内に何らかの病気を発症している場合も無月経になる事があります。

主な検査と診断

続発性無月経の検査方法は、内分泌検査で血中のエストラジオールやプロゲステロン、LH、FSHや甲状腺ホルモンの値を計測します。基礎体温を付けることでも排卵の有無や排卵日の確定が可能です。エコー検査で子宮の大きさや位置を確認して、卵巣の様子も観察をします。ホルモン負荷テストを行い、出血の有無で卵胞、黄体の女性ホルモンの分泌の状態を検査します。

主な治療方法

続発性無月経の治療法としては、まずはプロラクチンの数値を正常にするための治療を行っていきます。こちらの治療を行うことで、今までどおりの一般的な排卵と月経が行われる可能性もあります。この治療が効かなかった場合には薬物療法が取られます。クロミッドなど医師の処方に従って服用していきます。ほかにはホルムストローム療法を行うこともあります。