ワイル病ワイルビョウ

ワイル病はどんな病気?
ワイル病は病原性レプトスピラの感染により起こる感染症です。このレプトスピラは人間・動物の両方に感染し、人間での発症は動物からの感染になります。レプトスピラによる感染症を総じてレプトスピラ病と呼びます。感染したら約10日前後の潜伏期間を経て発熱や悪寒が起こります。治療は抗生物質よる治療が行われ、早期で発見された場合はペニシリン系やテトラサイクリン系などを投与します。

ワイル病の症状
病原体の種類によってワイル病の症状は軽症から重症まで様々な段階に分かれます。主に挙げられるものは、悪寒、戦慄、突然の高熱や全身の筋肉痛、眼球結膜の充血が起こります。そののちに皮下出血、黄疸も現れ、重症となると腎不全、心不全、意識障害が生じることがあります。また、人によっては全身の倦怠感や頭痛、腰痛などが現れるという特徴があります。

ワイル病の原因
ワイル病の原因は、病原性レプトスピラの感染です。ネズミなどは病原性レプトスピラを腎臓の内部に持っています。ネズミが排泄することによって、菌が土壌や水へと拡大していくことになります。そうした汚染物質に触れたり、口にすることによって人間に病原性レプトスピラが感染することになります。これは、人間の間では感染することはありません。

ワイル病の検査と診断
ワイル病の検査方法としては、1.病原体の分離、コルトフ培地という、レプトスピラ菌専用の特殊な検査培地による病原体の培養。2.血清診断法、顕微鏡下凝集診断法(MAT)による。3.PCR法による検出、レプトスピラ遺伝子のPCR法による検出が挙げられます。1のような直接的な検査では、培養に数日から1か月、血清の抗体検査では、2週間間隔で2回の検査を行うため、検出までに時間がかかることが多いです。

ワイル病の治療方法
ペニシリン系の抗生物質を使った治療法で、初期状態のワイル病を治すことが出来ます。テトラサイクリン系の抗生物質を投与すれば、黄疸や発熱を緩和する効果を得る事が出来ます。重症の場合は、ストレプトマイシンを使用すると腎障害の症状を和らげる事が可能です。利尿薬を大量に投与することで、排尿によって病原菌を排出することが出来るようになります。

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