洞房ブロックはどんな病気?
洞房ブロックとは、心臓が拍動するために必要な電気信号がうまく伝わらないことによって、正常な心臓の拍動が得られなくなる疾患です。心臓の拍動をつかさどる重要な場所として、心臓には洞室と房室が存在しますが、これらの場所を電気信号がスムーズに伝わることができないことによって、このような不完全な心臓の拍動が発生することになります。
主な症状
洞房ブロックは、心臓の洞機能が低下することによって、不整脈の症状が出ます。この症例は心電図の波形を見ることによって判明し、正常時の波形に比べると独特の波形をしているために、簡単に判明します。この状態が長い間続くと徐脈になるケースが多く、それによって、アダムスストークス発作を起こす可能性もあります。病状によっては、ペースメーカーの埋め込み手術が必要になる場合もあります。
主な原因
洞房ブロックの原因は、不整脈の一種であるため、心房の結合部や洞結節などの伝達障害などであるといわれています。ほとんどの場合が高齢者、虚血性心疾患患者などに起こり、進行してしまうと長時間の心臓停止をするため失神や突然死を伴う場合があります。脈拍が150以上ある時や脈拍がバラバラで場合によっては速い、ところどころ違和感を感じたら早めに医師に相談しましょう。
主な検査と診断
洞房ブロック(どうぼうぶろっく)とは、心房結合部及び洞結節における伝導障害が原因となる不整脈の一種です。臨床的意義は洞不全症候群と同様です。洞機能が低下し、不規則となっている興奮伝導障害です。心不全、息切れ、浮腫などを引き起こす場合があります。検査方法は心電図検査を用います。めまい・失神などの自覚症状があれば心臓臨床電気生理学的検査・ホルター心電図検査などを行い検討する必要があります。
主な治療方法
洞房ブロックの治療法は、薬物療法によっての治療が多く行われており、最も一般的です。また長期的に症状が続く場合や、症状が重い場合はペースメーカーを植込みもされることがあります。また、不整脈が原因となることも多いため、この原因となる期間の治療を行うこともあり、この場合は高い確率で改善することが多いです。また投薬療法でも種類が多くあるため症状をよく見極める必要があります。
洞房ブロックの初診に適した診療科目
洞房ブロックに関連する病名