外傷性ショック ガイショウセイショック

初診に適した診療科目

外傷性ショックはどんな病気?

事故や大怪我に遭った事が原因で深い外傷が全身できた時に、外傷性ショックは発症します。広範囲の外傷を受けているので、ショック状態に陥りやすいです。重症の場合は、血圧が低下して意識を失う場合があります。他にも大量の出血によって、貧血に陥る危険性があります。なので重症の時は、外科医による治療を速やかに受けさせる必要があります。

主な症状

外傷性ショックの症状は、一次性ショックでは、体の力が抜け顔面蒼白になり手足が冷たくなります。心拍数は小さく早くなったり、脈が触れなくなり血圧は低下して目がうつろになったり、全身に冷や汗をかいたり、生あくびが出たり気分が悪くなって意識障害を起こします。二次性ショックでは血尿や暗褐色の尿(ミオグロビン尿)がみられ、腎不全となって全身の状態が悪化します。

主な原因

外傷性ショックには全部で5つのショックがありますが、此処では3つ、それぞれの原因を挙げていきます。まず1つ目は出血性ショック。欠陥に穴が開き、大量に出血したことで心臓が動かなくなってしまいます。2つ目はアナフィラキシーショック。全身の血管の機能が低下し、心臓に血が通いません。3つ目は神経原性ショック。神経が麻痺して血圧が低下します。

主な検査と診断

電気からの感電や強い衝撃を受けた事によって、外傷性ショックを引き起こした場合の検査方法として、優先するべき事は、ショックを受けた人の意識の度合いを確認します。話しかけたり、体をたたいたりして呼びかけの反応が無い場合は重症となります。応答があって、意識がはっきりしている場合は、体の内部に関する精密検査を詳細に行っていきます。

主な治療方法

症状が軽い外傷性ショックなら、精神安定剤を使った治療法で治療することが出来ます。外傷による出血が多い場合は、輸血をして血圧の低下を予防する必要があります。皮膚が裂けていたり、傷が深い場合は縫合手術をすることで、傷からの細菌感染を予防することが出来ます。ショック状態になっている時は、強心剤と痛み止めの投与を受ける事で意識障害を治すことが出来ます。