赤あざ アカアザ

初診に適した診療科目

赤あざはどんな病気?

赤あざは血管腫と呼ばれるあざの種類の1つで、生まれつきもつ場合が多いです。表面が平らなものと、盛りあがっているものがあります。
顔によくできますが、目の周辺にあると注意が必要になる場合もあります。
レーザーで簡単に治療することができますが、レーザーが困難だと手術での治療が必要となります。
自然に治る場合もありますので、経過観察のみとなることもあります。

主な症状

赤あざとは皮膚の血管が異常に増え、赤く見える症状です。先天性の病気ではありますが、遺伝性の病気ではありません。赤みは程度によります。
治療方法は昔は切除、植皮などキズが残る方法が多かったですが、最近はレーザー治療が主流となってきました。
レーザー治療であればキズが残る心配もありません。痛みもほとんどなく何回か通えば治ります。

主な原因

赤あざの原因の多くは、皮膚の血管が毛細血管などを含め、異常に増えてしまった状態の結果、皮膚の表面上に赤くあざになってしまう状態をいいます。
血液が皮膚を通して透けて見えることから、因果関係としてはその血流の集まり具合がすなわちあざの大きさや赤い色の濃さとして表れてきます。
先天的な要因で出来るものですが、遺伝的な要因は有りません。

主な検査と診断

赤あざの検査方法は、一般には見た目と経過観察で診断しますので特に組織検査などを行うことはありません。
しかし、目の周りに発生している場合、緑内障を併発していることがあるので経過観察の結果、必要があれば緑内障の検査も行います。
また、手足に発生している場合、四肢に左右差が見られる場合はクリッペル・ウェーバー病の疑いがあるので血液造影検査を行うことがあります。

主な治療方法

赤あざは、いちご状血管腫、サーモンパッチ、単純性血管腫、毛細血管拡張症などによって、治療法を変えたほうが良い傾向にあります。
治療する場合はレーザーを使用することがほとんどで、手術をする必要はほぼありません。
また、放っておいても治ることもあるため、治療を行わないケースもあります。ただし見た目に影響している病であるため、障害はでないものの、治療したいという人はいます。