血流障害
血流障害はどんな病気?
血流障害は名前の通り、血液の流れが何らかの障害で滞ったり、血管の壁が硬化して血液が流れにくくなってしまうことです。血管は全身をつないでいますから、血液の流れが悪いと結果的に各臓器に影響がでるので放ってはおけません。症状がエスカレートすると、狭心症や脳血栓、脳梗塞から心筋梗塞まで様々な病気を引き起こす可能性があります。
主な症状
血流障害の症状は、体内に流れる血液が滞っているため肩こりや冷え性、倦怠感、慢性疲労を起こします。睡眠時間は取れているのに眠気が取れないこともあります。進行していくと、脳梗塞や心筋梗塞、狭心症や脳溢血を起こす可能性があります。手や足の先が冷たくなったり、歩くときにふくらはぎが痛むこともあります。
重症になると指や足が黒くなったり皮膚に潰瘍を生じます。
主な原因
血流障害の原因は、名前の通り、血管内に流れている血液が血圧の異常、高脂血症、喫煙による血管の収縮によって血流が滞るまたは悪くなる点が挙げられます。また、稀に心臓の疾病によって血液を送る機能が低下していたり、障害が発生したりすることも要因の一つとして考えられています。他には血流が悪くなる体勢を長く続けていたりすることによっても発生します。
主な検査と診断
血流障害の検査方法は、超音波診断装置を使用して心拍や血流を詳しく調べます。近年の超音波診断装置は心拍の変化を時間経過に対応して表示したり、血液の速度や方向を波形で表示できます。また、指先を置くだけで血流を測定することができるセンサーも使用されています。また、ごく最近では腕の血管に流れる血液の音を解析して血管の状態を判断する装置も開発されています。
主な治療方法
血流障害の治療法は、その原因によって様々です。気になる症状がある場合には病院で相談しましょう。軽度であれば生活習慣を見直すことで改善されます。手足を冷やさないようにしたり、喫煙を控えるようにしましょう。