バーンアウト症候群 バーンアウトショウコウグン

初診に適した診療科目

バーンアウト症候群はどんな病気?

バーンアウト症候群は、よく「燃え尽き症候群」や「バーンアウトシンドローム」などと呼ばれることもあり、性心疾患の一種と考えられています。主に、一定の生き方や感心に対し、献身的な努力を積み重ねた人が期待したような結果が得られなかったことによって、徒労感や欲求不満を引き起こすものです。慢性的且つ絶え間なく続くストレスが要因となって、最終的に物事に対する意欲を失い、社会的に機能しなくなる恐れがあります。

主な症状

バーンアウト症候群の典型的な症状として挙げられるのは、極度の疲労と倦怠感であるといわれています。またこれらに伴って、心理的にはいわゆるやる気が低下するといわれています。この言葉が用いられるのはほとんどの場合はスポーツ競技においてですので、パフォーマンスの低下を伴うことになります。そのほかにも、疲労などが表情に表れるケースもあります。

主な原因

バーンアウト症候群の原因は、それまである物事に献身的あるいは意欲的につくしていたにも関わらず、期待するような結果がでなかったり、思わぬ失敗に終わったり、過度のストレスや欲求不満を抱えることになったりすることにあります。例えば会社の倒産、リストラ、身近なものの死、過剰な労働、過度のストレスがかかる環境などが挙げられます。

主な検査と診断

バーンアウト症候群は誰にでも起こりうる心の病気です。特に真面目で向上心や責任感の強い努力家な人に起き易いと言われます。近年は、30代前半の独身女性に多く発症する傾向があるそうです。検査方法は様々な症状から精神科医が判断するので、ストレスが長く続いて元気がない・やる気が起きない・体がだるい等の不調を感じたら早めにカウンセリングを受けてみましょう。

主な治療方法

バーンアウト症候群の治療法は、原則的には安静が第一と考えられています。いわゆる燃え尽き症候群という名前が示す通り、運動やトレーニングのし過ぎがもたらすものですので、治療の過程において安静を保つということは最低限の条件となります。場合によっては、ごく軽度の運動は許される場合がありますが、疲労を伴うような運動は避けなければなりません。