パーキンソニズム パーキンソニズム

初診に適した診療科目

パーキンソニズムはどんな病気?

パーキンソン病はドーパミンが不足することで生じる疾患ですが、医薬品の副作用として類似の症状を発症する場合があり、それを薬物性パーキンソニズムと呼びます。原因となる医薬品は様々ですが、特にドーパミン拮抗作用を持つ向精神薬で多く、他にはカルシウム拮抗薬などがあります。症状としては歩幅が小さくなり一歩目が出ないなど歩行困難になり、手が震えたり動作が遅くなります。

主な症状

パーキンソニズムとは、パーキンソン病によく見られる症状のことです。その主な内容は、手足の震えや筋肉のこわばり、歩行障害などが挙げられます。ですが、そのような兆候が見られるとしても確かにパーキンソン病であるとは限らず、しっかりと検査する必要があります。ここでちゃんと検査をしないと、もしパーキンソン病でなかった時などに治療が遅れることになります。

主な原因

パーキンソニズムの原因とは、普通は薬剤性と脳の病気によるものとの二種類が確認されています。薬剤性のものは、向精神薬や抗うつ薬、他にも普通の病院で貰うような降圧薬、消化薬といったものがドーパミン受容体を遮断するために、その結果として起こるものです。脳の場合には、脳梗塞であるとか、他にも脳出血のように血管に障害が現れてしまうことがその理由とされています。

主な検査と診断

パーキンソニズムの検査方法としましては、眼球の運動を検査するという方法があります。具体的な検査の方法としましては、まずは検査をする人の人差し指を見てもらうようにして、患者の上下や左右や斜めの方向を目で追ってもらうようにします。この時には出来るだけ動かさないようにしてもらい、この時の眼球運動の障害の有無が検査の方法となります。

主な治療方法

パーキンソニズムとは、中年以降に発症する病気で手足の震え、筋肉の固縮、動作に時間がかかる、姿勢を保持することができない症状の病気です。治療法は薬剤によるものが一般的です。不足しているドパミンを補充する薬やドパミン伝達系統を刺激して反応しやすくする薬、不足しているドパミン放出促進剤など組み合わせて服用します。これらの薬はよく効くので、既往歴を医師に報告し処方してもらうことが必要です。