腰椎穿刺 ヨウツイセンシ

初診に適した診療科目

腰椎穿刺はどんな病気?

腰椎穿刺とは、脊髄液検査を行うための方法の一つです。腰の骨に小さい穴を開け、脳脊髄液を採取(または麻酔を注入)する方法です。髄液腔に麻酔を注入する場合・髄液圧の測定をする場合・髄液を取り除く場合など、診断・治療において行われます。
クモ膜下出血や髄膜炎などの診断で用いられる事が多いですが、術後に針穴から髄液が漏れるなどして、頭痛などを引き起こす場合があrます。

主な症状

腰椎穿刺とは脳脊髄液を採取するために腰椎と腰椎の間から針を刺す検査のことです。この検査の後は立てないほどの頭痛、吐き気、めまい、不整脈、頻尿などの症状に陥ります。
大抵の場合、数日程度で回復しますがまれに麻酔が原因で1年以上が経過しても治らないことがあります。
この場合は生食パッチを受けると軽減し、改善されることがあります。

主な原因

腰椎穿刺は、腰に針を刺して髄液を採取したり、麻酔薬などを注入する手技をいいます。この手技を行った場合には、頭痛の症状が起こることがあります。
この頭痛の原因は、針の穴から髄液が漏れることによって起こります。この頭痛は起立性の頭痛であることが特徴で、ほとんどの病院はこの頭痛の対策を行なっており、通常は2日か3日で自然に治ります。

主な検査と診断

腰椎穿刺の検査方法は、ベッドに横になり背中をまるめ、両手で曲げた膝をかかえます。それから針を刺す場所に痛み止めの麻酔をします。そして髄液腔まで針を入れ、薬を注入したり、髄液腔を採取します。検査は無菌室で行われます。
検査中に針が刺さっている箇所が痛みが増したり、下肢がしびれてきたり、頭痛や吐き気を感じたときは必ず動かないで医師に伝えます。

主な治療方法

腰椎穿刺とは、腰椎椎間孔から針を刺して脳脊椎液を採取することです。頭部の救急疾患であるくも膜下出血や髄膜炎の診断に多く用いられます。
髄液孔へ薬剤を注入する治療法として用いられることもあります。たとえば、骨髄液が漏出していると思われる部分に、自家血を注入することで血液が凝固し糊の役目をしてくれますので、漏出を食い止めることができます。