脳腫瘍 ノウシュヨウ

初診に適した診療科目

脳腫瘍はどんな病気?

脳腫瘍とは、脳の病気の一つであり、頭蓋骨の内部にできる腫瘍のことです。これの発生原因は、未だ解明されていません。初期の自覚症状がないため、初期の段階で見つけることが非常に難しく、体に何か症状が現れている場合には、すでに腫瘍が成長している可能性があります。症状としては、頭痛や吐き気、難聴や運動、言語の障害などが起こります。

主な症状

脳腫瘍の症状とは、脳に腫瘍が出来る事により脳が圧迫されます。すると圧迫された部分により様々な異常が体に起こります。手足の痺れや、目眩、手足が動かない等の運動障害です。脳には様々な情報が詰め込まれており、その脳を腫瘍が圧迫する事で様々な障害が現れるのです。記憶障害や睡眠障害、視力障害等脳が引き起こす障害は沢山存在するのです。

主な原因

1万人に1人程度といわれ、乳幼児から高齢者まで幅広い年代の人にみられる脳腫瘍の原因は、遺伝子の変異といわれていますが、それ以上の事は未だ明らかになっていません。ただ、腫瘍の進行を早めるものについて、高蛋白・高脂肪の過剰摂取、喫煙やストレスが挙げられており、身内に発症した人がいる場合やほかの臓器に癌がある場合などもリスクが高くなります。

主な検査と診断

脳腫瘍の検査方法は、最初に症状の経過などの問診を受けて脳神経機能の検査を行います。腫瘍の存在を調べるためにCTやMRI検査を行います。磁気を利用して頭蓋骨の内部を描き出します。アレルギー体質の場合副作用の危険性が高いため必ず医師に伝えます。造影剤を用いてX線で脳血管の流れを撮影する、脳血管造影検査もあります。確定診断には病理組織を採取する病理検査が必要です。

主な治療方法

脳腫瘍の治療法は、手術を行うことが基本ですが、中には無症状のまま経過したり、症状があっても進行せずに安定している場合もあります。また、近年では医学の進歩に伴い、より生存率を上げられる手術法や放射線治療の更なる確立、テモゾロミドカプセルを用いた優れた薬物療法が試みられるなど、手術が基本である本疾患の治療における変革の時代が到来しつつあります。