結腸 ケッチョウ

初診に適した診療科目

結腸はどんな病気?

結腸とは大腸の一部分である。上、横、下、S字の部分に分かれています。栄養とする血管は、大きく2つに分けられます。主な病気としては、大腸ポリープ、大腸ポリポーシス、潰瘍性大腸炎、クローン病、過敏性腸症候群、虚血性大腸炎、大腸がん、腸閉塞などがあげられています。大腸がんは日本人の中でも発生率、罹患率が高いがんでもあります。

主な症状

左側結腸がんの症状は、初期の場合、血便、下血といった事が起こります。また、日頃便秘でない人が、便秘になったり、膨満感なども挙げられます。がんが発育していくと腸管が詰まった状態になり便通異常、腸閉塞により腹痛が発生しますが、周囲にがんが湿潤するまでは、痛みを伴いません。大腸に起こるがんには特異的な兆しが少ないので、注意が必要です。

主な原因

日本での結腸の増加原因としては、平高齢化と食の欧米化がかかわっています。北米在住の日本人の病気の発 度が、病気が多発している地域である北米人の発生頻度に近づいているからです。 調査によると、日本人の脂肪摂取 量は1949年のときと比べ3.6倍にも増加しています。なかでも、動物性脂肪の摂取量の増 加が、病気増加の理由の重要な因子と考えられて います。

主な検査と診断

腸には脳からの信号を正しく判断するための神経を通っており、その神経のバランスが崩れていくことで結腸になる可能性があります。検査方法は先天性と後天性の二つの場合を想定して行われており、肛門から腸へと造影剤を送ってX線検査を行います。外部検査でわからない場合は直腸の一部を切り取って顕微鏡を使って状態を確認していく場合もあります。

主な治療方法

結腸の治療法は、大抵の場合に切除という方法を利用することになります。腸内における病変の位置を特定し、それからその部位に特殊薬物を注入して硬化させ、周辺ごと輪っかで絞り切るということがよくやられています。この場合、切除をしたあとには、ちゃんとした消毒をやらなくてはいけませんし、細菌感染リスクがありそうなら、抗生物質もまた必要になることがあります。