ジスキネジア ジスキネジア

初診に適した診療科目

ジスキネジアはどんな病気?

ジスキネジアとは、抗パーキンソン病薬や抗精神病薬の服用によって、自分の意思とは関係なく体が動いてしまう不随意運動の総称です。
特に四肢が勝手に動くことが多く、自分で止めることができないので長時間続くと疲れてしまいます。
最も有効な治療法はドーパミンアゴニストを用いてとにかく発生を予防することですが、その他の治療法としてはL-ドーパの少量頻回投与、アマンタジンの使用などが挙げられます。

主な症状

ジスキネジアの症状として見られるのが、繰り返し唇をすぼめる、舌を左右に動かす、口をもぐもぐ動かしたり突き出したりする、いきなり歯を食いしばる、勝手に手が動いてしまう、足の動きをコントロール出来ず歩きにくい、手に力が入って抜けない、足が突っ張って歩きにくいといったものです。
また、椅子から立ったり座ったりなど同じ動きを繰り返さずにはいられない人もいます。

主な原因

ジスキネジアの原因は、各種の治療用の医薬品の服用によって引き起こされるものです。
その中でも頻繁に見られるのが、抗精神病薬を長年に渡って使用していた場合に特定の症状が表れた場合や、パーキンソン病の治療薬を使用した場合に症状が表れるといったケースです。
こうした治療用に用いられる医薬品の投与が、病状を引き起こす要因の一つになっています。

主な検査と診断

ジスキネジアの検査方法としましては、まずは頭部のCTを行う方法があります。その他にもMRIを行うことによって調べることも出来るようになっています。
その他には、脳波を調べることによって検査することも考えられます。
そして、血液検査によってドーパミンの血中濃度を測ることでも調べることが出来ます。

主な治療方法

ジスキネジアの治療法は、原因となっているものが何であるかを究明し、そしてその原因をきちんと綺麗に取り除くことによって達成されます。
外部から投与された薬剤の投与が要因といえるのであればその薬剤の投与を中止し、そして発生予防を行うための薬であるドーパミンアゴニストを新たに投与することで、身体に発生した異常をきちんと改善することができるのです。