廃用症候群 ハイヨウショウコウグン

初診に適した診療科目

廃用症候群はどんな病気?

廃用症候群とよばれるものは、簡単にいってしまうと動かなくなってしまった筋肉などのことをさします。主に高齢者の方に多くみられるもので実際には使用していかなければならない部分の筋肉に命令などがいかなくなってしまい結果的に固まってしまいうごかなくなっていってしまいます。改善方法としては姿勢がかんれんするものなので注意が必要になります。

主な症状

廃用症候群の症状は、筋力の低下により起き上がれなくなったり、歩くことができなくなります。体を思うように動かせなくなり、他人に介護をされるようになるので、精神的な落ち込みからうつ状態になったり、暴言を吐いたりすることもあります。このことが、さらに活動性を低下させ、リハビリのやる気をなくしてますます動けなくなってしまうという悪循環にも陥りやすくなります。

主な原因

廃用症候群の原因は、長い安静状態による体の筋肉や組織の衰えです。病気の療養や高齢によって長く安静状態にあった場合、筋力や内臓組織の働きは衰えていきます。そうした状態に陥ると、さらに安静状態から脱することが難しくなり、病状はさらに悪化することになります。そうした悪循環が繰り返されていくことによって、体の生存機能が衰えていきます。

主な検査と診断

廃用症候群の検査方法としては、検査というよりは、医師や理学療法士による評価によって診断されます。評価内容については、運動機能、循環器機能、自律神経障害、精神障害があげられ、理学療法士によっては、筋の萎縮の程度や筋緊張、可動域、筋力低下、拘縮の程度などを評価し、評価時の患者本人の反応なども観察します。医師はそれを含めて全身状態を観察し、症状の悪化を予防するための治療をしていきます。

主な治療方法

廃用症候群の治療法は、リハビリテーションです。身体を動かすしか、治療する方法はありません。使っていない筋力を使うための努力が必要であり、どのように患者にリハビリテーションをさせるかが重要となります。場合によっては精神のケアも行い、身体を動かすように誘導していく必要があります。周囲の人達の力が必要なケースというのは、非常に多いです。