腸内細菌

初診に適した診療科目

腸内細菌はどんな病気?

腸内細菌とはひとの腸内にいる細菌のことです。その種類は500とも100兆ともいわれています。健康なひとの腸内には善玉菌と悪玉菌がバランスよく保たれています。善玉菌は免疫力を高め病原菌を攻撃します。ビフィズス菌や乳酸菌などがあります。悪玉菌は発がん性物質を作り出したり、腸内を腐らせたりします。大腸菌やブドウ球菌などがそうです。

主な症状

おなかの中の腸内細菌の異常により起こる病気の症状には、おなかが痛くなったり、いつも不快な感じがして便秘、下痢をくりかえし起こすというものがあります。それが一時的なものではなく、もう何か月も続いているということが多く、日常生活にも支障をきたすほどです。トイレへ行って排泄をすることで改善するのですが、一日にそれが何度も起こるということもあります。

主な原因

人は母親お腹にいるときは、ほかの微生物の存在しない無菌の状態です。生後間もなくの外部との接触で、お産の際産道で、あるのもは食餌によって様々な経路によって人は細菌に感染します。色々な部分に細菌が定着して常在細菌になります。そのうち、消化管の下部にあたる腸管内の常在細菌が腸内細菌です。原因は人が産まれてからの生活の上で避けられない事です。

主な検査と診断

腸内細菌の検査方法は、専用のキットを使って採便し、それを調べて細菌がいるかを確認する方法です。基本セット、O-157セット、腸管出血性大腸菌セット、病原性大腸菌セットがあり、それぞれ赤痢菌・サルモネラ菌属、腸管出血性大腸菌O-157、その他腸管出血性大腸菌、その他病原性大腸菌の存在を確認するために使います。検査は4~7日かけて行われます。

主な治療方法

腸内細菌のバランスが崩れやすくなって、悪玉菌が増加してしまうと、痛みや不快感、便通異常というような過敏性腸症候群などを引き起こしてしまいます。このような場合、腸内のバランスを整える治療法していく必要があります。このような場合、抗生物質の投与が有効です。悪玉菌の増加が抑えられて、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスを整えます。