色盲 シキモウ

初診に適した診療科目

色盲はどんな病気?

色盲とは色覚異常のことで、正確に色を判別できない病気です。例えば、赤色と緑色が同じ色に見えてしまうと、信号機の識別が難しくなるなど、日常生活においても支障が出てきます。多くの病院やインターネットなどでも色をきちんと判別できるかの診断テストが受けられます。また、自動車運転などを行う場合には非常に重要であるために、適性検査として行っています。

主な症状

色盲には先天性のものと後天性のものがあります。それらによって症状は異なります。先天性の場合は本人の自覚が無いため色覚検査で気づくケースが多いです。通常、すべての色は赤(長波長光)、緑(中波長光)、青(短波長光)で作られていますが、いずれかに異常があり、異常の数によって本病を分類することが出来ます。後天性の場合は生まれたときは正常であったものの、何らかの病気によって色覚に異常を持つものを言います。

主な原因

色盲は色覚異常のことで、その原因には先天的なものと後天的なものとがある。男性の方が女性より発生率が非常に高いです。後天的な要因としては、眼底や視神経や脳の視覚に関する部分の障害によるものや、精神的なものなどがあります。後天的に引き起こされた場合には、色覚異常だけでなく、視力の低下や見え方に違和感を感じるなどの症状も起こることがあります。

主な検査と診断

色盲の検査方法は、主に色覚検査表を用いて調べます。様々な色の絵や数字などを見て、どのように見えるかを答えます。色のついたパネルを、色が近い順に並べる検査もあります。近年の学校健診では少なくなったので、ネットなどで表を見て見え方をチェックする方法もありますが、眼科医に行って検査してもらうのが確実です。信号の赤と緑を区別できるかどうか、航海、鉄道、航空などの就業適性検査の一つとしても行われます。

主な治療方法

色盲には決定的な治療法がありません。しかし正確な検査を行い、医師による適切な診断を受けた上で、日常生活を送る上で必要な指導やサポートをしてもらうことが重要です。個人によって症状の程度が異なるので、患者自身や周囲の人が自分の見え方の特徴について正しく認識した上で生活していく必要があります。