気管支拡張症キカンシカクチョウショウ

気管支拡張症はどんな病気?
気管支拡張症とは、気管支壁や気管支の周辺の組織が繊維化することによって、気管支が不可逆的に拡張を起こしてしまう病気です。動物においては牛に多く、犬や猫にも起こることがあります。これによって咳や運動能力の低下などがあり、慢性気管支炎や無気肺、気管支喘息や肺気腫、アレルギー性気管支炎などがあるため、しっかりとした鑑別の必要があります。


気管支拡張症の症状
気管支拡張症の症状は、長期間にわたる咳や痰が主なものとなります。赤兎と共に痰が出ることもあります。細菌の感染を伴う場合には発熱を伴い、血痰や喀血もしばしばみられます。重症になると爪の先が手のひら側に曲がって大きくなる『ばち状指』が見られます。末期では、呼吸不全を起こし多血症を起こすことがあり、多血症になると動脈硬化などの病気を併発しやすくなります。

気管支拡張症の原因
気管支拡張症は、気管支が非可逆的に拡張してしまう病気です。原因は主に3つ挙げられます。まず1つ目に、出生した時から気管支が拡張されている先天性のものです。2つ目に、気管支繊毛運動の機能に異常があったり、幼少時期の重傷呼吸器感染症などの後天性のものです。そして最後に、肺結核や肺化膿症など他の疾患に伴う症状です。また風邪や肺炎などで炎症を繰り返しても起こってしまいます。

気管支拡張症の検査と診断
気管支拡張症の検査方法は、まず患者の自覚症状を聞くことと、患者の過去の病気や健康状態を聞くことから始まります。また、慢性副鼻腔炎であるか、慢性副鼻腔炎だったことがあるかを確認します。そして画像診断や血液検査、喀痰検査、呼吸機能検査をします。血液検査のときには動脈血ガス分析検査も行います。気管支造影検査は今では殆ど使われていません。

気管支拡張症の治療方法
気管支拡張症は一度拡張した気管支は、もう元には戻らないので、治療法の中心は対症療法や原因疾患の治療が主になってきます。気管の内部に痰を溜めないように、痰の喀出を促すために喀痰調節薬の投与、吸入療法も行います。もしも感染症を合併した時には、抗生物質を内服・注射します。マクロライド系の抗生物質を少量内服することで、症状が抑えられます。

気管支拡張症の初診に適した診療科目

気管支拡張症の専門外来

気管支拡張症の専門医

関連部位から他の病名を探す

気管支拡張症に関する書籍はこちら


この病気についてのコメントなどございましたら、よろしくお願いします

このページの先頭へ