性器ヘルペス感染症

初診に適した診療科目

性器ヘルペス感染症はどんな病気?

性器ヘルペスとは単純ヘルペスウィルス(HSV)に性器周辺が感染した状態であり、HSVには1型と2型があります。もともとは口周りにできる口唇ヘルペスから1型、性器ヘルペスから2型が分離されていましたが、最近はオーラルセックスなどで口唇ヘルペス、性器ヘルペスどちらもHSVの1型と2型が検出される可能性があるようになりました。症状が出る際は、感染後1週間以内に皮膚に小水疱を生じ、破れて痛みの伴うびらんとなります。

主な症状

外陰部や膣のまわり、包皮、亀頭、陰茎体部などの性器周辺に、痒みや違和感、ひりひりとした感じがし、そのうち水疱ができ、水疱が破れると赤く腫れてただれた状態となります。特に初発の場合は非常に強い痛みを感じます。足の付け根が痛くなったり、熱が出るなどの症状が出ることもあります。

主な原因

ヘルペスの病変部との接触により感染します。症状が出ていないときでも、性器の皮膚や粘膜にウイルスが出てきていて、感染することもあります。

主な検査と診断

病変部分を綿棒で拭い、滲出液を採取して、抗原検査を行います。

主な治療方法

510日間、薬を服用します。重症例の場合には、点滴治療も行われます。ただし、神経節に潜伏するウイルスを排除して完治させることはできません。過労・ストレス・性交渉などのさまざまな刺激で、症状が再発することがあります。