耳垢栓塞

初診に適した診療科目

耳垢栓塞はどんな病気?

耳垢栓塞とははがれた皮膚や皮脂、ほこりなどにより発生した耳垢がかたまりになり耳の穴を塞いでしまうと言うものです。症状としては軽度から中度の難聴や耳鳴りが起きたりします。
耳垢が溜まっているだけなので、耳垢を取り除けば症状はなくなります。
耳垢の性状は分泌物の性質により乾性と湿性に分けられますが、一般的には湿性の耳垢の方が栓塞しやすいです。

主な症状

耳垢栓塞とは、字面を見ても分かる通り、耳の中に耳垢が詰まってしまう状態のことです。
症状としては、周囲の音が耳垢でふさがれ聞こえづらくなるというのが代表的ですが、聞こえづらい状態のまま放置してしまうと、耳が炎症を起こして痛みだしたり、さらにひどくなってくると耳鳴りも発生し、難聴につながってしまう危険もあります。
少しでも耳が聞こえにくいと感じたら耳鼻科へ行き、耳掃除も時々行ったほうが良いでしょう。

主な原因

耳垢栓塞とは、耳あかがかたまりになり、その耳あかのかたまりが耳の穴をふさいでしまっている状態のことをいいます。
耳掃除を誤った方法で行ってしまうと、耳垢を少しずつ耳の奥に押し込んでしまう事があり、耳垢栓塞となることがあります。
また、入浴やプールなどで耳垢に水分が含まれることにより膨らんだ状態になることで起きることもあります。

主な検査と診断

耳垢栓塞の検査方法とは、まず患者の耳の中を見る必要があります。耳は細く深く暗い部分なので、今では先端に小さなカメラがついた管を耳の中に入れて、耳の内部をモニターに写し出す事ができます。それにより、耳の中の状態を詳しく見る事が出来るのです。
そこで耳垢が固まって出来た物質が発見されます。長年経過しているものは、固くなった状態で見事に耳穴を塞いでいるのが分かります。

主な治療方法

耳垢栓塞の治療法は耳にたまった耳垢を取り除くことから始まります。
聴力に支障が出るほどの頑固な耳垢は耳の中を傷つけないように慎重に取り除きます。
長期間放置されている耳垢は硬くなっているので、耳かきやピンセットを併用して除去しますが、こびりついて取れないものは薬剤で溶かして取る場合もあります。通常の耳垢は数分で処理できます。