耳垢 ミミアカ

初診に適した診療科目

耳垢はどんな病気?

耳垢とは、耳の中に溜まった空気中のほこりや、古い角質・皮膚などの溜まった物や外耳道からの分泌物が混ざったものを指します。
タイプは、優性遺伝の湿性と劣勢遺伝の乾性のものがあり、日本人には乾性の人が多いとされています。
通常耳の奥には発生しないため、除去の際には見える範囲で行い、耳の奥を傷付けないよう注意してください。

主な症状

耳垢にも種類があります。健康的な耳の垢は乾燥していてポロポロとしています。しかし時にベタベタしている耳の垢もあります。これはお風呂上がり等は皆湿っているものですが、常に湿っている場合もあります。時に強い悪臭がして垢の色が黒っぽい等の症状があります。
そのような垢と一緒に耳の中に痛みがあれば、炎症を起こしている可能性があります。

主な原因

耳垢は耳の中に出来る垢で、空気中のほこりや古くなった皮膚、耳の中に発生する分泌物が原因でできます。渇いているものと湿っているものがありますが、これは耳の中の汗によって変わってきます。湿ったものができる人は体臭が強い傾向があります。
耳掃除をすることで取り除くことができますが、やりすぎたり耳かきを奥まで入れすぎたりすると外耳を傷付けてしまうので気をつけましょう。

主な検査と診断

耳垢の除去のための検査方法については、まず患者の耳の中を傷つけない様に垢が溜まった状態を十分観察します。もし垢が溜まっていない場合は外耳炎または他の耳疾患の可能性もあり注意を要します。
垢のタイプとしてはネバネバとした湿型とカサカサになっている乾型に大別する事が出来、それによって除去の方法を臨機応変に選択します。念のため聴力検査を実施するケースもあります。

主な治療方法

耳垢が詰まってしまった場合は除去を行うことです。家庭でおこなえるのは見える範囲で耳かきやピンセットを使ってたまった垢を取り除いていくことです。
この場合綿棒を使う人がいますが、綿棒での除去は意外と難しく、へたをすればすべてのあかを耳の奥へ奥へと押し込んでいることになってしまいますから注意が必要です。
耳が聞こえにくいなどの症状がある場合には自分で無理に奥まで耳掃除しようとせず、耳鼻科に相談しましょう。