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今回は『ナチュラルクリーニングは「セスキ炭酸ソーダ」から』をご紹介させて頂きます。

環境にやさしく、肌荒れもない

身近にある安心素材を使ったお掃除方法「ナチュラルクリーニング」が静かに流行しています。環境にやさしく、それに肌荒れに悩まされる心配もありません。それに小さな子どもがいる家庭では、強力な洗剤を使わないことで、家のなかが安全で安心です。

これまでのお掃除は、床、壁、家具などの、ほこり汚れ、油汚れ、水あか汚れを、強力な合成洗剤できれいにするのが主流でした。石油や油脂を原料として化学的に合成された市販の洗剤は、強い洗浄力で多くの汚れを分解して溶かしてくれますが、その一方で私たちは「ゴム手袋」が必要でした。考えてみると怖いような気もします。

ナチュラルクリーニングで「掃除が楽しい」

ナチュラルクリーニングは、油やタンパク質などの汚れを、種類に合わせて中和させることで、きれいにする方法です。汚れのメカニズムを知ったうえで、クエン酸、レモン、重層、炭酸水の他にも、お酢、片栗粉、小麦粉、塩、茶葉、野菜の皮など台所にある材料を使うのが特徴です。

床や壁、台所、浴槽、トイレ、洗面所など普段のお掃除から、窓ガラスの水アカ、浴室の黒カビ、レンジフードの油汚れなどの強敵も、面白いようにピカピカにして、なおかつ、肌にやさしく、体に害がない、さらに消臭効果もあります。

なぜか、ナチュラルクリーニングを知ってからは「毎日の掃除が楽しくて」という人が増えているようです。

洗浄力は「重層の10倍」

ナチュラルクリーニングといえば、エコ洗剤として「重層」が有名です。ところが最近は「セスキ炭酸ソーダ」に注目が集まっています。

セスキ炭酸ソーダは、「セスキ炭酸ナトリウム」とも呼ばれる無機化合物で、重曹の約10倍の洗浄力を持っています。特に、油汚れ・皮脂汚れ・血液の汚れに強いことから、衣服の洗濯、台所のシンク、コンロなどの掃除に力を発揮します。

重曹にくらべて、セスキ炭酸ソーダは水に溶けやすいので、スプレーにして便利に使うことができます(スプレー洗剤の作り方はあとで述べています)。「ドアノブやスイッチなどの手垢」、「換気扇の油汚れ」、「ステンレスの曇りとり」、「ワイシャツの襟元の汚れ」など、いろいろな目的に使えて便利です。

簡単にできる「スプレー洗剤」

セスキ炭酸ソーダを使用した「スプレー洗剤」は、レンジまわりなど、さっと拭きかけて拭き取るだけで汚れが落ちるため、常備しておくと便利です。

用意するのは、(1)水500ml、(2)セスキ炭酸ソーダ小さじ1杯、(3)スプレーボトル
だけです。スプレーボトルに、水とセスキ炭酸ソーダを入れてよく混ぜたら完成です。作ったスプレー洗剤は、直射日光や高温を避けて保存し、約3ヶ月で使い切りましょう。